韓・東国CMが世界初のカラー鋼板保護フィルム開発。プラスチックを食べる微生物活用
韓国・東国ホールディングスは11日、冷延事業会社の東国CMが世界初となるカラー鋼板の保護フィルム「DK―BDF」を開発したと発表した。プラスチックを食べる微生物をフィルムに含有させ、常温でフィルムが自然分解される機能を備えた。 東国CMはカラー鋼板を柱として事業拡大を進めており、重要な副資材となる保護フィルムでも差別化を図る狙い。微生物の含有量を変えることで、分解される期間は6カ月から5年まで調整が可能という。 東国CMは昨年11月に母材の熱延コイルで鉄スクラップを、塗料には廃プラスチックを使ったカラー鋼板「リボーン・グリーンPCM」を開発した。「DK―BDF」でさらに環境に優しい製品として提案、採用拡大を図る。