小池都知事が記者会見4月10日(全文1)休業に全面協力の中小企業には最大100万円
買いだめは厳に慎んでいただきたい
都民の皆さま方には大変ご不便をお掛けいたします。これまでのライフスタイル、こんなこと考えたこともなかったよというようなことをお願いもしている。こうした措置をスピード感を持って実施することで、一時的には厳しい、これまでの楽しみを奪われちゃう、そうお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、結果的には早期の感染の拡大の終息につなげることができると、このように考えておりますので、これは皆さん、都民の皆さんにお願いをする。皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げたいと存じます。 また、繰り返しになりますけれども、食料品であるとか衣料品など生活必需品ですけれども、これらを購入するための外出、それからお薬が足りなくなったということでいらっしゃる病院、クリニックなどへのお出掛けということについては制限もございませんし、また、このような生活必需品を販売される店舗への休業要請も行っておりません。この点についてはご安心をいただいて、買いだめ等は厳に慎んでいただきたいと存じます。 最初に百貨店って入れてたのにどうしたんだという声もありますが、私どもが申し上げていたのは生活必需品を売っている、例えばデパ地下とか、そういったところについては含めておりましたが、法の立て付けが1000平米という、面積ということが法律の要件となっておりますので、法律の中で対処するということで今回合意をしたところでありますが、あくまでも生活必需品のところが、これが都民にとって必要という考え方には変わっておりません。 そして今回の措置に対して、皆さん不安が多いと思います。ご質問もたくさんあろうかと思います。そこでこちらのほうは先日設置いたしました緊急事態措置相談センター、こちらにお電話いただいて、それぞれ、うちのお店開けていいの? 大丈夫? というようなことをお聞きいただければと思います。
LINEの東京都緊急事態措置Q&A、本日午後6時開始
また、最近はLINEを使う方も多いので、LINEを活用した情報提供サービスで東京都緊急事態措置Q&A、これを本日の午後6時から開始いたしますので、こちらのほうでLINEを使って疑問等についてお知らせいただいて、そしてお答えをしたいと思います。このサービスですけれども、緊急事態措置に関しての相談内容を入力していただく。24時間いつでもオッケーであります。そして、できるだけ早くその内容に応じた回答をさせていただきたいと考えています。今後順次、回答内容を充実させてまいりますので、夜間や相談の電話がつながらないなどの場合にもご活用いただきたいと思います。 そしてもう1つ重要な柱についてお話しさせていただきます。東京都では新型コロナウイルスの感染症によって経済状況の悪化、これを抑えるために産業の基盤であります中小企業、そして個人の事業主に対しまして、経営と金融の両面から切れ目のない支援を続けてまいります。国による支援がございますけれども、この国による支援に合わせて資金繰りの下支え、それから料金徴収の猶予、そして都の要請に応じて休業してくださる事業者の方々への協力金の支払いなどを行ってまいります。 協力金につきましては緊急事態措置期間中、都の要請に対しまして全面的にご協力いただける中小企業の皆さま方に協力金を支給するというものでございます。その額でありますが、1社で1事業所のみの場合50万円。ただし、複数持っておられるという方々は100万円となります。現在、支給の方法につきましては詳細検討しておりまして、決まり次第、早急に発表してまいります。