【家計診断】40歳代・3人家族「マイホーム建設中で子どもは0歳です。共働きですが夫婦のお金はどうやってまとめたらいいですか?」リアル家計簿を公開
3月12日にソニー生命保険株式会社が公表した「子どもの教育資金に関する調査2024」によると、「子どもの教育資金に不安を感じる」という親は8割を超えました。 【円グラフ】40歳代・二人以上世帯の「貯蓄分布」と平均・中央値は?40歳代・3人家族のリアル家計簿も公開。貯蓄も収入もあるのに「貯め方」が分からない… お金事情はなかなか話しにくいものですが、他の人がどのくらい貯蓄できているのか気になりますよね。貯蓄計画の目安として、同年代の貯蓄額が参考になります。 今回は金融広報中央委員会の資料から、40歳代・二人以上世帯の貯蓄額の確認し、40歳代・3人家族の実際の家計簿を大公開します。 ※金額等は執筆時点の情報にもとづいています。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【40歳代・二人以上世帯】みんなの貯蓄額が知りたい!平均と中央値は?
40歳代の二人以上世帯の貯蓄額はいくらなのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」のデータをみていきましょう。 ●【40歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:825万円 ・中央値:250万円 平均は825万円、中央値は250万円となりました。 平均値とは、データの合計をデータの個数で割って得られる値で、中央値とは、データを大きさの順に並べ替えたとき、ちょうど順番が真ん中になる値です。この場合は中央値を参考にするとよいでしょう。 40歳代の貯蓄がわかったところで、次からは40歳代・3人家族から寄せられた相談をもとに実際の家計簿を見ながら家計診断をしていきます。
【家計診断】40歳代・二人以上世帯のリアル家計簿を公開
これまで40歳代・二人以上世帯がどれくらい貯蓄をしているのか、平均と中央値を確認してきました。 ここからは、実際の相談者の家計簿をもとに、相談内容について解説していきます。 ●【相談者プロフィール】 ・夫(41歳)・妻(40歳)・子1人(0歳)/賃貸アパート/車2台(車両ローン残債270万円) ●【相談内容】 ・育休中でマイホームを建設中 ・育休前は夫婦それぞれが毎月10万円ずつ「共通口座」に入れて生活費を支払っていた ・今後の夫婦のお金のまとめ方がわからない ・貯蓄方法が合っているかみてほしい ●【相談者のリアル家計簿】 児童手当は将来の教育費に貯めて、マイホーム用の積み立てをしている点は素晴らしいですね。 貯蓄は現在1000万円あり、ほとんどが妻の貯蓄とのこと。また、お小遣いについては金額を決めずに生活費から余った分を使っているそうですが、こうすると貯まる習慣がつきにくいです。 これから住宅ローンや住宅の修繕費、子供の教育費がかかってくることを考えると、夫婦で貯蓄を増やしていくのがおすすめです。 生活費の「共通口座」がうまく運用されているので、「共通貯蓄」分を上乗せしてみるのもよいでしょう。たとえば、二人で毎月35~40万円程度を共通口座に入れて、生活費から残った分を貯蓄としてみるのもひとつの方法です。 また、投資信託を積み立てしていますが、NISA枠を使っていないのがもったいない部分です。先ほどの共通貯蓄から毎月1万円だけでも、NISA口座で積み立ててみましょう。 仮に年率5%なら、月1万円で17年後には約320万円になる計算です。元本は204万円なので、貯蓄型保険と比べても魅力的です。 教育費として使用しなかったり、余った分は老後資金にするのもよいですね。