チチパスが2年ぶり3度目の優勝に王手、シナーは今季2敗目 [モンテカルロ・マスターズ/テニス]
チチパスが2年ぶり3度目の優勝に王手、シナーは今季2敗目 [モンテカルロ・マスターズ/テニス]
ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月7~14日/賞金総額664万2938ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準決勝で、第12シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第2シードのヤニク・シナー(イタリア)に6-4 3-6 6-4で競り勝ち2年ぶり3度目の優勝に王手をかけた。 ~ロレックス・モンテカルロ・マスターズで2年ぶり3度目の優勝に王手をかけた第12シードのチチパス選手~ お互いに一度ずつブレークしてセットを分け合ったあとシナーは第3セットで4-2とリードしたが、チチパスがそこから最後の4ゲームを連取して2時間40分で今季最大の勝利をもぎ取った。 22歳のシナーは2週間前に終了したマイアミ(ATP1000/ハードコート)で今季3勝目を挙げて今大会を迎えていたが、シーズン2敗目(25勝)を喫して連勝は「9」でストップした。 「今までプレーしてきた中で最高レベルのテニスができた。ヤニクは極めて難しい相手で、ここまでのシーズンを通して強さを見せてきた。彼は非常に安定しており、今日の試合でもずっとそうだった」とチチパスは試合後のオンコートインタビューで語った。 「彼は僕がこれまで対戦した中でもっとも厳しい相手のひとりだ。(今季ここまで彼に勝った選手が)あまりいない中で勝機を見いだせたことを誇りに思う。本当に苦戦を強いられたけど、僕はそれを真のエクセレンス(優秀さ)で乗り越えた」 元世界ランク3位のチチパスは2月にトップ10から陥落したが、今週の活躍でランキングの動向をリアルタイムで伝えるATPライブランキングで9位に浮上した。 2021年&22年大会チャンピオンのチチパスは決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-4 1-6 6-4で破って勝ち上がった第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)と対戦する。 ルードは昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)決勝を含む過去5試合でジョコビッチから1セットも取ることができていなかったが、世界ナンバーワンからの初勝利を挙げた。
テニスマガジン編集部