三浦雄一郎さんが報告会 南米最高峰登頂を断念(全文2)90歳でエベレストへ
以前から90歳でのエベレスト登山が目標だったのか
記者:すいません、【オ****ヨシダ 00:30:09】ですけど、先ほど90歳エベレストっていうことは非常に、今までの、次のチャレンジとおっしゃってたんですけど、今回、あらためて90歳の目標を挙げられたっていうのは、断念と同時に、思いを強くしたのか、それとも最初からそういう気持ちでいたのだろうか、その辺、90歳の夢をもう一度教えていただければと思います。 三浦雄一郎:そうですね、90歳エベレスト、これはもう本当に、かなわぬ願望かもしれませんけど、僕自身、究極の夢の1つということで思ってました。っていうことで今回のアコンカグア、そのステップの1つだと、自分でも考えていたわけです。ところが今回6000メーターまで行ってみて、上へ行けば行くほど5000メーターよりも6000メーターのほうが、なんか【錯覚かもしれません 00:31:06】、体調が良くなる、これなら90歳でエベレストもありうるのかなと、ベッドの中ですでに、大城先生に、大城先生も去年エベレストを登っていらっしゃるんです。中国側の様子をちょっと聞いたり、中国側は去年、僕はチョ・オユーを狙ってました。これが中国の山岳会では75歳以上は駄目だという決定を下されましたということで、やっぱり、ネパールサイドということになります。ネパールサイド、これは大城先生にご指導いただきました。いけるんじゃないかという錯覚に近い、なんか、今回の確信だということを思って、これから向かっていきたいなと思っています。 司会:はい、どうぞ。
登頂断念までの沈黙時に何を考えていたのか
共同通信:すいません、共同通信の【ヒラタ 00:32:11】と申します。ドクターストップの判断を示されたときに、結構、豪太さんの日記によると、長い沈黙をされて、結構考え込んでいたということだったんですけど、そのときはどのようなことを考えてらっしゃったのか。 三浦雄一郎:あ、僕にとって、自覚的に、絶対、頂上まで行けると、次の日、インディペンデンシア、次の日【ラクエア 00:32:44】というステップがあったもので、絶対、行けるというような自信があったんで、これがあったから、逆に受け入れたというような感じも僕自身にとってはあったと思います。 三浦豪太:そちらの。