実際に動く列車の中で、緊急時の対応確認 JR酒田駅で不審者訓練
JR東日本庄内統括センターと酒田署は31日、電車内での不審者への対応訓練を酒田市のJR酒田駅で行い、緊急時の対応を確認した。 署員やJRの関係者計約40人が参加した。同市の本楯駅から酒田駅に向かう車内で刃物を持った男が暴れ出した―との想定。乗務員は非常通報ボタンを押し、乗客役を別の車両に避難させた。酒田駅に到着すると、駅員は乗客を誘導して降ろし、不審者役の署員をホームで刺股を使ってけん制。駆け付けた警察官が取り押さえた。 今回、県内で初めて実際に動く列車の中で訓練を実施。同センターの下室勝所長は「緊張感を持って訓練ができた。乗客の安全を守るために各関係機関と協力していく」と話した。