大学生集団暴行死 逮捕の少年ら「被害者のカード奪い現金」 被害十数万円か 「分け合った」とも供述 北海道・江別
【江別】江別市の公園で、千歳市の大学生長谷知哉さん(20)が集団暴行を受け、死亡した事件で、傷害致死容疑で逮捕された少年らが「長谷さんのキャッシュカードを奪い、ATMで現金を引き出した」と供述していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。暗証番号は暴行中に聞き出したとみられ、少年らは「現金を分け合った」と話しているという。札幌市内のコンビニエンスストアのATMから現金を引き出す様子が防犯カメラに写っており、江別署は被害額は十数万円に上るとみて経緯を調べている。 捜査関係者によると、長谷さんの交際相手だった江別市の大学生八木原亜麻(あま)容疑者(20)=同容疑で送検済み=は「1年後に別れることを切り出され、トラブルになった」と供述していることも判明。同容疑者は事件直前の長谷さんとの会話をスマートフォンの通話機能で、同市の大学生川村葉音(はおと)容疑者(20)=同=に聞かせていた。