全国から子どもたちが参加 40年以上続く「山賊キャンプ」遊びも食事も自分たちで決めて共同生活 自然の中で主体性や協働力育む
一方、こちらのグループは石組みのかまどでお菓子作り。 火起こしから、調理まで自分たちで頑張りました。 佐久穂町から: 「もちもちしていて、甘くておいしい。自分で夜ご飯、朝ご飯を作り、みんなと協力して、いろんなことができるというのが楽しい」
遊び終わったら夕食の時間。「賊」と呼ばれる10人ほどのグループにそれぞれ食材が与えられ、何を作るかは、子どもたちが話し合いで決めます。 この日の食材は、地元で採れたナスやピーマンなどの野菜と、鶏むね肉など。 女の子: 「ナスもこっちに入れたら」 男の子: 「しょうゆあるから切って、ゆでて、しょうゆつける」
メニューを決めたら調理に取り掛かります。 富山から: 「みんなでアイデア出して、おいしくて早く作れそうなものを選んで、それを実行するみたいな。普段と変わらないけど、友達とやるのが楽しい」
火起こしも―。 子ども: 「やったー!やったー!」 「せーの、ライス!」 どんな料理ができたのでしょうか?
完成したら賊ごとに発表ー。 サポートする大学生: 「きょうのメニューは何ですか?」 子ども: 「チャーハン」 さまざまな料理が完成!
「いただきます」 自分たちで考えて作った料理の味は? 東京から: 「おいしいです。(何がおいしい?)全部。みんなで食べるとおいしいし、みんなといると楽しいことが分かった」 「みそ汁もチャーハンもすごくおいしい。がんばって作ったご飯は、すごくおいしい」
食後の片付けも自分たちで。 山賊キャンプの濃い一日が終わりました。
大自然の中で子どもたちの主体性や協働力を育む「山賊キャンプ」。今年は8月25日までに675人が参加する予定です。
グリーンウッド自然体験教育センター・齋藤新 事務局長: 「一つは人と関わることは面白いと思ってもらいたい。もう一つは、自分が発見したものを大切に持ち帰ってもらいたい。自分が発見したものを大事に持って帰ることが、大人になった時の主体性や、価値観を育てる種になっていく」
長野放送