全国から子どもたちが参加 40年以上続く「山賊キャンプ」遊びも食事も自分たちで決めて共同生活 自然の中で主体性や協働力育む
特集は、人気のキャンプです。長野県泰阜村で40年以上続く「山賊キャンプ」は、全国から子どもたちが参加し、遊びも食事も自分たちで決めて共同生活を送ります。主体性を育むキャンプの一日を取材しました。
木を切る子ども: 「かたい」 竹や木を使った工作。 弓を引く: 「おー!」 お菓子作りもー。 子ども: 「うまい!」
泰阜村のNPO法人「グリーンウッド自然体験教育センター」が毎年、夏休みの時期に行っている小中学生対象の「山賊キャンプ」です。 40年以上続く人気のキャンプで、首都圏を中心に全国から子どもたちが参加します。
■子どもたちが自ら企画
最大の特徴は、遊びも食事も、何をするか子どもたち自身で決めることです。 グリーンウッド自然体験教育センター・齊藤新 事務局長: 「われわれがコントロールするというより、子どもたち自身の動きにより、キャンプが変わる。常にすべて自分が決めなければ前に進まない場所で、主体性であったり、協働力を身につける最初の一歩になっているのではないかなと」
キャンプは、期間や内容に応じて4つのコースに分かれていて、3泊から最長9泊まで、共同生活を送ります。何をするかは集まった初日に開かれる「山賊会議」で話し合い、子どもたち自身で決めます。 この日は、期間の短い「ベーシック」と「チャレンジ」の2つのコースに、小学1年から中学2年までの84人が参加していました。
■自然の中で主体性や協働力を育む
昼食の後は、グループ別で活動。 こちらのグループは宿舎の近くを流れる「左京川」で、川遊びです。 沢登りもー。 子ども: 「いえーい!」 「(沢登りどうだった?)ちょー楽しい」
富山から: 「跳んだ時に緊張感が湧いてくるけど、全身に水がつかるから気持ちよすぎる」 東京から: 「2年前にも参加して、去年も参加して毎回楽しかったので、毎回来ている」 大学生や高校生たちがボランティアで参加し子どもたちをサポートしています。