【Cycle*2024 アルウラー・ツアー:プレビュー】歴史的文化に満ちるアルウラーで「日本ロードレース界の歴史」が動く 2年連続参戦のJCL TEAM UKYO、エースの山本大喜「ステージ優勝を狙う」
バーレーン・ヴィクトリアスは、登坂力・スピードともに長けるフレッド・ライトがリーダー格。前回は第1ステージで2位に入っているドゥシャン・ラヨビッチがスプリントを担当する。
UAEチームエミレーツは、フアン・モラノがスプリント戦線を熱くするだろう。成長株のフィン・フィッシャーブラックは個人総合成績を狙えそうだ。
ティム・メルリール擁するスーダル・クイックステップ、選手層では群を抜くボーラ・ハンスグローエといったUCIワールドチーム勢も、主導権争いに加わってくるはず。なお、前回覇者のゲレイロは欠場する。
たびたびになるが、このハイレベルの中にJCL TEAM UKYOが飛び込んでいく。選手たちでさえも遠く感じた世界と日本の“距離”が、この1年で果たして縮まっているのか。並々ならぬ意欲を燃やす山本のインタビューコメントともに、その戦いぶりを見守ろうではないか。
JCL TEAM UKYO・山本大喜 独占インタビュー
──2024年のJCL TEAM UKYOは強力なイタリア人選手が加わって戦力がアップしました。新体制への手ごたえはどうお感じですか?
「強い選手たちが入って、戦力アップはもちろん、イタリアを拠点に活動するにあたって(2024年シーズンより欧州のベースをイタリアに構える)同国の選手が加わったことはとても心強く感じています。レース中に必要になる他チームとのコミュニケーションも取りやすくなるでしょうし、自分たちの存在をアピールしやすくなったと思います。
スタッフとして、世界のトップを知るアルベルト・ボルピとマヌエーレ・ボアロ(ともにスポーツディレクター)が入ったことで、世界に挑戦するために必要な要素がどんどんチームに取り入れられています。トレーニングにもコーチがつき、食事も栄養士からの指導があり、驚くほどの変化が現れています」
──昨年に続いてシーズン初戦はアルウラー・ツアー(前回はサウジ・ツアー)。前回走った感想と、それをその後のシーズンにどう活かしたのでしょうか?
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