就職力ランキング、私大1位!? 社会で活躍する技術者を育てる、芝浦工業大学にてランパンプスが徹底取材!
小林:どういった商品がありますか? 土屋:BtoBが多いですね。例えば建設会社と、除雪車の作業支援システム開発をしました。除雪の際、雪がいっぱいあるから、どこが溝か、どこが穴か、などが分からないので、そういったものをシステム上で支援するものです。 小林:思っていたよりすごい! 「石鹸を開発しました」とかだと思ってました(笑)。 土屋:あとは、例えば――
寺内:タン、タン、タン! 小林:ちゃうちゃう! リズム取ってるわけじゃない(笑)。
寺内:あ、ごめんなさい。打楽器かと思って(笑)。 小林:おちょくってんのか! 貴様(笑)! 土屋:(笑)。ちょっと昔の案件なんですけど、「木になっている果物が熟れているかどうか?」って熟練の農家さんしかわからないですよね。例えばマンゴーなんですけど、赤くなっていても、実際食べてみないと、熟れているかどうかはわからないんです。これを技術的にどうにかならないかと振動工学が専門の先生が装置を作ったんです。マンゴーにレーザーをピーって撃って、マンゴーの近くで爆発させるんです。
寺内:え!?
土屋:そうすると、レーザー誘起プラズマというものが発生し、いわゆる衝撃波が出るわけです。その衝撃波による果物の震え方をセンサーで計測をすると、柔らかければ揺れ方が中身がトゥルントゥルンと揺れて、中が固ければ速い揺れになるんです。そういったものを、マンゴーはどうかな? リンゴはどうかな? レーザーの撃ち方は? など、いろんな条件を変えて、1つの理論を確立したんです。この装置作るのに数千万かかっているらしいんですよ。 小林:それはしょうがない。だってレーザー爆発させているんだもん(笑)。 土屋:このような研究に僕らは莫大な研究費と時間と労力を掛けてするんです。それを論文等で発表すると、企業の人が声をかけてくださり、一緒に研究を進め、それが製品になっていくんです。この果物の研究はまだ実現には至っていないですけども。