就職力ランキング、私大1位!? 社会で活躍する技術者を育てる、芝浦工業大学にてランパンプスが徹底取材!
土屋:ありがとうございます(笑)。 小林:他の大学にはない芝浦工業大学の特徴を教えていただけますか? 土屋:例えば、高校生にこんな図を見せたりするんですけど、昔は、車はボディやエンジンなど大きな要素は機械の分野だけで作れました。しかし、今では、水素自動車や電気自動車があり、情報の技術も必要になっています。つまり、1つの技術ではものを作れなくなってきているんです。
寺内:自動運転とかありますもんね。 土屋:いろんなものを統合して1つのものを作るような世の中になっているのに、大学はずっと変わっておらず、「機械やりながらちょっとプログラミングやって」みたいなことがカリキュラム上できなかったんです。しかし、芝浦工大ではここ数年で、他分野も含めて多様な授業が取れるようにガラッと変えました。 小林:大学って専門家が育つと思っていたんですけど今はそういう時代じゃないんですね。
土屋:特定分野の研究者になるのであれば、深いところを掘っていくことで何か見つかる部分もあるんですが、卒業生の多くは技術者として社会に出ていきます。企業で働くことになった時に、機械分野を卒業しても「バリバリプログラミング書いています」みたいな卒業生もいますし、いろんなところに展開していく必要があるんです。
寺内:化学・生命工学とか土木工学とか、たくさん「○○工学」とありますが、これが学べる項目なんですか? 土屋:理工系の総合大学と言ったら大げさですが、建築も含め学べる分野は多いです。複数の分野が有機的に繋がって、新しいものを作っていこうという考え方ですね。 小林:産学連携というのはどういうことですか? 土屋:企業と連携して研究をしていくということです。大学の研究は、それ自体ではそのまま製品になることは、あまりないんです。なので、他の人がまだやったことない現象や技術の研究をして、それを企業の方が見つけて「面白そうなことをやっていますね。一緒にやりませんか?」と言ってもらって、企業が製品にしてエンドユーザーに届けるんです。