「30代で年収3000万円以上の人」が普通の人の「12倍」多くやっていること
と述べています。ちなみに全企業の99.7%以上が中小企業です。世襲社長にはケチなオーナーも多く、中には安い賃金で長時間働かせ、パワハラをするオーナーもいるようです。前掲書では続けて、 一般論ですが、「起業社長」「プロ経営者」の会社は、「サラリーマン社長」「世襲社長」の会社に比べるとリスクをとってハイリターンを狙う、ゆえに成長も高めのところが多い。 と述べています。また、「起業社長」「プロ経営者」は、ビジョンを持っている社長が多いと思います。社長のタイプというのも転職先の参考になるでしょう。 ● 転職を成功させるには 自己研鑽を積むことも必要 もう1つ、転職に際して念頭に置いていただきたいのは、「他社でも使えるスキルを身につけるために日頃から自己研鑽をしておく」ことです。 日本人のビジネスパーソンは、アメリカのビジネスパーソンに比べて、自己研鑽をしている人が本当に少ないです。 「Business Management degree」によれば、大富豪を含む富裕層(純金融資産1億円以上)と年収300万円以下のビジネスパーソンの読書量には、大きな差があることがわかっています。
1日30分以上ビジネス書を読む人の割合は、前者が88%に達しているのに対し、後者はわずか2%だったのです。そして、ビジネス総合誌「PRESIDENT」の調査によると、日本の20代、30代の一般的な人が1年に3冊しか本を読まないのに対し、30代で年収3000万円以上の人は月に3冊、つまり1年に36冊も本を読んでいるそうです。 このことから見ても、日本人は自己研鑽をする人が非常に少ないということが言えると思います。自己研鑽をしていない人が良い転職ができるとは思えません。 転職を成功させたいならば、今自分が働いている企業以外でも求められるスキルを身につけておく必要があります。日頃から転職を視野に入れて、自己研鑽を積んでください。そうでないなら、あなたがいる場でしか求められないかもしれません。アメリカ人は、日本人の倍以上転職を経験する機会が多いので、その分、自己研鑽を積むのが当たり前になっています。 ● 外資企業の採用面接では スキルだけを見てはいない あなたが、もし外資系の企業や伸びているベンチャー企業に転職したいと考えている場合、どういったことに気をつけるべきでしょうか。もちろん外資では日本流の経営などはしていませんから、日本流の考え方は捨て去らなければいけませんが、だからといって外資系の採用担当者があなたのスキルだけを見るかといえば、そうではありません。