【まるがめボート G3オールレディース】長嶋万記 展開逃さず2マーク鮮やか逆転で今年初優勝
ボートレースまるがめのG3オールレディース「篠崎こころCUP」は7日、強い向かい風の影響により終日安定板装着&周回短縮で行われた。12Rで優勝戦が争われ、長嶋万記(43=静岡)が1周2マーク差しの決まり手「抜き」で1着。昨年11月26日の三国G2レディースチャレンジカップ以来となる通算43回目の優勝を飾った(まるがめでは2017年1月25日のヴィーナスシリーズ第11戦以来2回目)。2着に小芦るり華、3着は平高奈菜が入り3連単<5><4><6>は3万1390円(75番人気)、2連単<5><4>は1万110円(26番人気)のダブル万舟券と波乱の決着だった。 優勝戦出場選手のインタビューで苦笑交じりに「どっちかというと弱めですね」と機力劣勢を口にしていたヒロインは「信じられないッスね。スタート展示でも控えめでしたから」と、半信半疑で振り返った。 全員がゼロ台のスタートを決めた中、カド受け3コースの今井裕梨が1周1マークで握ってインの細川裕子を沈めるも流れ、2コースから差した田口節子とカド4コースから2番差しの小芦が続く2マークで競り合い、田口は大きく膨らみ後退。ガラ空きになったブイ際を「冷静に行けましたね」と語る長嶋が差すと2周1マークで小芦を突き放し、この時点で今年初優勝を確実にした。 この優勝で来年8月6~11日に地元・浜名湖で開催されるプレミアムG1レディースチャンピオンの優先出場権を獲得。「いやー、うれしい。大きいですね」と表情が緩んだ。 次走は26日から31日まで蒲郡で行われるG3「クイーンズクライマックスシリーズ」に出場予定。「シリーズ回りですけど、蒲郡を盛り上げられるように頑張ります」と活躍を誓った。