日本人女子レスラー、“ぶっこ抜いて”衝撃ジャーマン 丸めこみからまさかの展開に「素晴らしい背筋力」驚嘆の声
【WWE】RAW(12月30日・日本時間31日/テキサス・ヒューストン) 数週間前の「3連続」に続くパーフェクトな”ぶっこ抜き“ジャーマン・スープレックスが炸裂。日本人女子スーパースターがマットに丸め込んだ相手を強引に引っこ抜いて完璧な人間橋を完成。実況陣も「凄い背筋力」「足、ヒザにダメージがあるのに…」と満身創痍のなか放った芸術的な一撃に驚きと称賛の声をあげた。 【映像】衝撃のジャーマン・スープレックス WWE「RAW」で行われた女子インターコンチネンタル王座トーナメント準決勝、イヨ・スカイ対ライラ・ヴァルキリアの一戦で、イヨが再び衝撃シーンを連発。試合には敗れたものの、観客を驚かせる大技を次々と披露した。 女子王者リヴ・モーガンのタイトルへあとわずかまで肉薄したイヨ。襲撃を受けて欠場した盟友カイリ・セインの代打で出場したトーナメント1回戦を突破。準決勝で待ち受けていたのが5月のシングル戦でまさかの敗戦を喫した新鋭ライラだった。 試合中盤ライラは新人らしからぬクラシカル技「カンパーナ(釣り鐘固め)」やトップロープの相手への雪崩式ドラゴンスクリューなどでペースを掴むが、イヨも掌底連発からドロップキック、エルボー、高さのあるミサイルキックと一気に畳み掛け攻守逆転。 さらに「ムーンサルト」を狙うがライラが回避、雪崩式のムーブを狙うと今度はイヨが空中で体位を入れ替え「パワーボム」の体勢に持ち込むがライラはトップロープからバック転で回避。コーナーへの串刺しショットガン・ドロップキックを放つなど一歩も譲らず。さらにトルネードDDT~フィッシャーマンズ・スープレックスと持ち技を次々と繰り出した。 危機的状況に会場から「イヨ」コールが湧き上がるなかライラのスラムを回避すると、イヨはロープを使って「オコーナー・ロール」に見せかけて、その体勢から驚異的な背筋力を見せつける。 丸め込みの体勢から一気に起き上がると、そのままライラの体を引っこ抜いて、美しい弧を描くブリッジ付きジャーマン・スープレックスを叩き込んだ。完璧なブリッジを形成しながら放ったその技に、会場からは大きな歓声が沸き起こった。 実況席も大興奮。ABEMAのWWE解説・堀江ガンツは思わず声を上げ「凄い背筋力ですね」と称賛。藤沢俊一郎アナウンサーも「足、ヒザにダメージがあるのにあの美しい人間橋ですからね」と、試合中ヒザをかばうシーンもみられたイヨの驚異的な身体能力に感嘆の声を上げる。 12月のリヴ戦では、レフェリーも口をあんぐり開け驚きを隠せなかった「クラッチしたままで”ジャーマン3連発”」という見せ場が話題になったが、この日は床に寝ている相手を背筋力でぶっこぬくスープレックスで驚嘆パフォーマンスを披露したイヨ。試合の結末は、ライラが放った巧妙な一発逆転の丸め込みによって敗戦。新設のIC初代王者への切符を惜しくも逃した。(ABEMA/WWE『RAW』)
ABEMA TIMES編集部