ブリストル・シティが平河悠の加入を発表 [写真]＝Getty Images

　ブリストル・シティ（イングランド2部）は9日、FC町田ゼルビアからU－23日本代表MF平河悠がレンタル移籍加入することを発表した。期間は2024－25シーズン終了までで、契約にはシーズン終了後の買取オプションが付帯している。また、新天地での背番号は『7』に決まった。 【公式発表】ブリストル・シティに平河悠が加入 　クラブによると、平河は7月26日から8月11日にかけて行われるパリオリンピック2024のメンバーに選ばれているものの、代表活動を始める前に、ポルトガルでプレシーズントレーニングを実施するトップチームに一時的に合流するとのことだ。なお、イングランド2部リーグのチャンピオンシップは8月9日から開幕するため、平河の新天地デビューは開幕後となる可能性がある。 　現在23歳の平河は山梨学院大学在籍時の2021年に町田加入内定と特別指定選手承認が発表され、同年12月にJリーグデビュー。翌年3月にJリーグ初ゴールを記録した。正式に町田の一員となった2023シーズンはJ2リーグで35試合に出場して6ゴール4アシストを記録し、クラブ史上初となるJ1リーグ昇格に導いた。 　背番号『7』に変えて臨んだ自身初のJ1リーグでも、キレのあるドリブルと高精度のキックを武器に活躍。2024明治安田J1リーグでは17試合の出場で2ゴール4アシストを記録し、J1リーグで首位を快走するチームの攻撃をけん引していた。 　町田での活躍が評価され、2023年6月にパリ世代の世代別代表に初招集。AFC U23アジアカップカタール2024では全試合に出場し、優勝とパリ五輪出場権獲得に貢献した。 　平河が加入するブリストル・シティは、世界的アーティストのバンクシーの街として知られるイギリス西部・ブリストルに本拠を構えるクラブだ。1894年創設を迎えると、1部リーグには1900年代と1970年代に通算9シーズン在籍し、新シーズンは46年ぶりの1部復帰を目指して戦う。なお、24－25シーズンのチャンピオンシップには、現時点でDF橋岡大樹（ルートン・タウン）、MF坂元達裕（コヴェントリー）、DF角田涼太朗（カーディフ・シティ）が所属しており、平河は4人目の日本人選手となる。