【プレビュー】約3か月の時を経て、迎える後半45分間の再開戦!1点リードの浦和が埼スタに川崎Fを迎え撃つ | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは11月22日にかけて第28節の浦和レッズと川崎フロンターレの中断試合がが埼玉スタジアム2002で行われる。
8月24日に一度は開催されたこのカード。その時は、前半23分に渡邊凌磨のゴールで先制した浦和が1点リードで前半を終えたが、その後の激しい雷雨によってハーフタイムで中止が決定。前半45分間で止まっていた時計が11月22日の19時より再び動き出す一戦となる。 1点リードで再開を迎えられる浦和はリーグ戦3試合負けなし。この間に残留を決めており、このまま負けなしをキープし、一つでも高い順位でシーズンを終えたいところだ。 特に負けなしの間、3試合連続無失点。1点リードした状況でスタートするという試合展開も含めて、守備の硬さを取り戻していることが前向きな材料だ。特に直近の広島戦は、シュート29本を許しながらも無失点でシャットアウト。その粘りは、この一戦でも継続したいところだ。 その上で追加点を仕留められれば、グッと勝利には近づくことになる。広島戦で先制点を仕留めた松尾佑介は、この一戦のベンチメンバーに入っており、久しぶりのゴールをマークしたブライアン・リンセンも先発メンバーに入っており、攻撃陣では広島戦でのスコアラーの活躍に期待したいところだ。 対する1点差を追いかける立場となる川崎Fは、リーグ戦3試合勝ちなし。この後にはAFCチャンピオンズリーグエリートの第5節も控えており、そこに向けて弾みをつけるためにも逆転勝ちを収めたいところだ。 原則的にメンバーは試合中止時点で出場していた選手で再開することになるが、直近の広島戦と先発の顔ぶれが大きく変わらない浦和に対して、川崎Fは直近の京都戦の先発から5名が変わることになる。約3か月の時を経て、変化したチーム内序列の差がどのように試合に影響を及ぼすか注目ポイントの一つだ。 ただ、怪我や疾病等の理由により出場が困難な場合は控え選手の中から再開試合の選手を選出できる。川崎Fは右ハムストリング肉離れの負傷が発表されている脇坂泰斗の欠場が決定的。またこの試合で出場停止の日本代表DF高井幸大は、再開試合でも引き続きピッチに立つことはできない。その辺りを踏まえ、1点差を追いかけるスタートとなる川崎Fがどんなメンバーを送り出すのか注目だ。 その中で大島僚太はこの一戦で先発出場しており、何かトラブルがない限りは再開後も先発することになる。特に1点を追いかける展開の中、攻撃に比重を置いた戦い方が予想される中、川崎Fの背番号10が攻撃でどんなアクセントを加えるか。ここは勝敗を左右するポイントになりそうだ。