山下実優が来春引退の里村明衣子に雪辱ならずも…「もう1回シングルマッチでやらせてください」
里村「もう1回、特に山下実優!目の前に来いや。もう1回だぞ」
東京女子プロレスが10月6日、東京・後楽園ホールで「ALL RISE '24」を開催。山下実優が来年4月で引退する“女子プロ界の横綱”里村明衣子(センダイガールズ)と7年ぶりに対戦もリベンジはならならず、シングルでの再戦を熱望した。 【動画】渡辺未詩が“女子プロ界の横綱”里村明衣子へ強烈なジャイアントスイング 山下は2017年3月20日、DDTのさいたまスーパーアリーナ大会で里村と6人タッグ戦(赤井沙希&里村&中島翔子vsアジャコング&チェリー&山下)で初めて対戦し、里村に直接敗退。同年8月26日の後楽園では初の一騎打ちに臨むも、里村にスリーパーで絞め落とされてレフェリーストップ負けを喫した。あれから、7年余の月日が流れ、里村の引退を知った山下が甲田哲也代表に直訴し、7年ぶり3度目の対戦が実現した。里村は5年9ヵ月ぶりの参戦となった。この日はタッグマッチで、山下はプリンセス・オブ・プリンセス王者の渡辺未詩と組み、里村&中島の新潟出身コンビと激突した。 開始間もなく、山下と里村が対峙し、山下がミドルキックを放てば、里村は首投げ。渡辺と里村はロックアップから、グラウンドでの攻防。渡辺はジャイアントスイングを狙うも里村は回避。渡辺は里村にカナディアン・バックブリーカーを繰り出すも、里村はサッカーボールキックを叩き込む。渡辺は2人まとめてボディスラムで投げ捨てると、里村をジャイアントスイングで10回転。山下が里村にミドルキック4連発、ハイキックの応酬。山下のアティテュード・アジャストメントを阻止した里村はスリーパーで絞め上げるも、山下はなんとか脱出。山下のハイキック、Skull Kickが里村にクリーンヒットも中島がカット。里村は鋭角なバックドロップ。スコーピオライジングをかわした山下がクラッシュラビット・ヒート。山下は里村にキック連打も、中島が山下をフランケンシュタイナーで場外に落とし、山下と渡辺にトペ・コンヒーロが命中。中島はすぐさま山下をリングに上げると、里村がミドルキック。山下はアティテュード・アジャストメントで返す。里村はデスバレーボムを連発。さらにスコーピオライジングから、3発目のデスバレーボムで山下にトドメを刺した。これで山下は里村に3連敗となった。 試合後、里村は「東京女子、スタイルが違うと言われてるけど、リングに上がったら全員敵だよ。私は来年4月に引退します。あと6ヵ月あるんだよ。誰かもう1回、私の目の前に立つヤツ、来いよ!東京女子のファンの皆さま、私はこの半年でもう1回来る!待ってるからな」と引退前にもう1度参戦することを宣言した。 バックステージで山下は「シングルマッチやらせてください。里村さん、言いましたよね?私の前に立てと。このまま里村さんに引退してもらうわけにはいかない。私が里村明衣子を蹴り倒したい。7年後にまたこんなに悔しい思いをして、このままじゃ終われない」と悔しさを露わにして、再度のシングル戦を熱望した。 渡辺は「7年前、山下さんがシングルマッチしたとき、私はオーディション合格しましたって自己紹介した日でした。その時に見た里村さん、プロレスラーってこんなに強いんだって。今日対角に立ってみて、自分だって強くなった。昔の怖かった印象を塗り替えられて。里村さんのなかにも渡辺未詩という名前を刻み込む、覚えて帰ってもらう気持ちだった。私ももっと戦いたいって思った。生きる伝説と呼ばれてる人にもっと触れたい。私もまだまだ強くなれそうな気がします」と話した。 一方、里村は「(中島は)今日は頼もしい存在でしたけど、目の前で見ると闘ってみたいという思いもある。東京女子さんに出るとしても、数少ない日にちで選ぶことになると思いますけど。山下選手、未詩選手、あれだけすごいレスラーがいるなら黙ってられない。もう1回、特に山下実優!目の前に来いや。もう1回だぞ」と改めて東京女子への再参戦に強い意欲を見せた。 中島は「同じリングに立つ者は全員敵だったら、次、里村さんが東京女子に来るときには私も目の前に立つことがあると思ってます。今の自分だったら、勝ちに行ける自信はあります」と対戦を希望した。 【大会名】ALL RISE '24 【日時】2024年10月6日(日) 【会場】東京・後楽園ホール 【観衆】611人 ▼第一試合 20分一本勝負 ○上原わかな&風城ハル vs 凍雅&高見汐珠● 9分43秒 バナナ・ピロー ▼第二試合 20分一本勝負 ○愛野ユキ&らく&原宿ぽむ vs 関口翔&キラ・サマー&七瀬千花● 10分2秒 片エビ固め ※ヴィーナスDDT ▼第三試合 20分一本勝負 鈴芽&○長谷川美子 vs 宮本もか&鳥喰かや● 10分8秒 片エビ固め ※ダイビング・ダブルニーアタック ▼第四試合 20分一本勝負 ○瑞希&桐生真弥 vs アンドレザ・ジャイアントパンダ&鈴木志乃● 7分53秒 キューティースペシャル ▼第五試合 20分一本勝負 伊藤麻希&○辰巳リカ vs まなせゆうな&HIMAWARI● 10分23秒 首固め ▼第六試合 15分一本勝負 ●X=黒潮TOKYO JAPAN vs 上福ゆき○ 5分58秒 エビ固め ※イケメンクラッチを切り返す。 ▼セミファイナル 15分一本勝負 ○水波綾 vs 遠藤有栖● 10分20秒 片エビ固め ※HOT LIMIT ▼メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負 渡辺未詩&●山下実優 vs 里村明衣子○&中島翔子 18分40秒 片エビ固め ※デスバレーボム 〈写真提供:東京女子プロレス〉
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