フラミータのフラムフライで首から刺さるドラゴン・キッド

　7日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『KING OF GATE 2024』が開催。ドラゴン・キッドが試合中の事故で緊急搬送された。 　今大会より、毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE（以下KOG）』が開幕。今年はA～Cの3ブロックに分かれて全18選手が参戦。今大会から12月3日の最終戦まで全国12都市を巡りながら16大会を開催する。 　今年のリーグ戦1発目は、Aブロック公式戦として行われたドラゴン・キッドvsフラミータという好カード。 　試合開始直後からギアをトップまで上げたキッドがラ・ケブラーダやクリスト、コーナートップからの雪崩式フランケンシュタイナーなどを出し惜しみ無く繰り出していき、メサイアDDTも完璧に決めるがカウントは2。 　ならばとキッドはウルトラ・ウラカン・ラナを狙うが、フラミータが回避してカウンターのトラースキック。さらに450°スプラッシュまで決めていくが決めきれず。続く一撃をキッドがバイブルで切り返してロープに飛ぶが、フラミータがカウンターのフラムフライ（※その場飛びスパニッシュ・フライ）で迎撃。

雪崩式フランケンシュタイナーを放つドラゴン・キッド

　しかし、この一撃が斜めに流れ、キッドが頭頂部からマットに突き刺さった上でフラミータがその上に乗しかかる形に。キッドの首へ自身の体重である70kgにフラミータの73kgが加わった負荷がかかったことになる。 　試合はこれでフラミータが3カウントを奪って終わったが、キッドは起き上がれないまま。スタッフやセコンド陣が駆け寄ってキッドの状態を確認。立ち上がれないキッドをチームメイトのKagetoraが背負って救護室へと運び込み、キッドは救急隊によって緊急搬送されていった。 　2人の試合は最高にスイングした年間ベストバウト級の一戦だっただけに、キッドが無事に戻ってきてフラミータと再戦する姿が見られることを願いたい。