何もやらない人が口にしがち「ヤバい言い訳3つ」 知らないうちに自己イメージを下げているかも?
実は誰の心の中にも「フタ」があります。人はうまく生きるために、「純粋な心」の上にフタをして、図の三角形の「外に見えている自分」を使って過ごしています(※外部配信先では閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。 言い訳は、まさにこの部分から出てくるもの。 ヘタに「純粋な心」をさらけ出してしまうと、自分が傷つくことになりかねません。「心のフタ」によって、私たちは傷つきやすい純粋な心を守っているのです。
「言い訳はやめよう」といっても、それが難しいのは、言い訳とは、無意識のうちに自分の「純粋な心」を傷つけないために表れる「自己防衛本能」だからです。 ですので、一概に言い訳が悪いことだとはいえません。ただ、「言い訳している自分」に気づければいいのですが、多くの場合、本人は言い訳していることにさえ気づいていません。 つまり、本来は柔らかく傷つきやすい心を守るための「心のフタ」が、他方では自分の「いい方向への変化」を阻んでしまっているのです。
■この心のフタを開けられるか もう少し詳しくいえば、「心のフタ」は「思考停止に陥る原因」になります。深く考えず、本音に触れず、とりつくろってしまう。すると周りにいい顔をするだけの「作文」のような思考になってしまいます。 そのため、行動をいい方向に変えようとは思わず、いつまでもよくない習慣を続けてしまったりします。 キーになるのは、「どうすれば、この心のフタを開けることができるか」ということ。フタが開けば、その下にある純粋な心にアクセスでき、自分に対して正直になることで、「いい方向への変化」を促すことができます。
その方法とは、「自己肯定感が高い状態をつくる」ことです。 ご存じの方も多いと思いますが、自己肯定感が高い状態とは、「自分は大切な存在であり、価値ある人間だ」と自分で自分を認めている状態のことをいいます。 自己肯定感を高めると、欠点も含めてありのままの自分を受け入れ、「心のフタ」を開けられるようになります。そうして自分の「本音の感情」に上手にアクセスできるようになると、何か行動を起こすときに、万が一うまくいかなかった場合のリスクなども含めて、状況を客観的に受け止められるようになります。