レクサス「LX」一部改良&「LX700h」世界初公開【新開発ハイブリッドシステム搭載】
レクサスの走り “Lexus Driving Signatureの追求”
レクサスの走りの味、“Lexus Driving Signature”は、新型LXにも継承されている。先行車におけるトライ&エラーやレクサス他モデルで得られた知見、フレーム車ならではの要素技術改良などを織込み、トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)をはじめ、あらゆる路面での走り込みを実施。オンロード・オフロードを問わない、レクサスらしい走りを目指したという。 ────────── 剛性向上の取組み ────────── 新型LXにも、レクサス他モデルで実践しているラジエータサポート廻りの剛性向上が織り込まれた。ステアリング操作に対するリニアな反応を実現するとともに、補強部材をパッチ形状とすることでホイールアーティキュレーションを維持しながら、悪路走破性を犠牲にすることなく操舵応答性が向上している。インストルメントパネルリンフォースメントについても、ステアリング支持剛性向上のためのブラケット追加や既存ブラケット板厚変更が実施され、ステアフィールと操縦安定性も向上されている。 ────────── 新構造のキャブマウントクッション ────────── フレームにボディをマウントするためのキャブマウントクッションも構造が刷新された。フレームとボディがこじる動きをする際の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動がより一層低減され、レーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズ遮音性はそのままに、すっきりとした乗り心地を実現している。 ────────── AVSの進化 ────────── AVSアクチュエータ部のバルブ構造が見直し、路面の段差通過などでアブソーバーが急に縮む際の減衰力を滑らかにコントロールすることで、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現。トランスファーLoレンジにおいても、極低速から車両が停止する際の減衰力コントロールを改善、余分な車両の動きを抑え、悪路における安心感と上質さが高められた。