ボーナスは「年2回」が普通ですか? 前の職場では「年3回」出ていたので、2回だけだと計画が立てにくく困っています。
賞与は、夏季・冬季の年2回支給が多いとされていますが、企業によって異なります。 本記事では、年2回のボーナス支給が一般的かどうか解説し、職場による違いや支給頻度の影響について考察します。ボーナスの計画的な利用方法や、年1回、2回、3回、4回それぞれの場合の注意点なども説明します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
ボーナスの平均支給額
まずは、ボーナスの平均支給額についてみていきましょう。 パーソルキャリア株式会社(東京都千代田区)が運営する、求人情報・転職サイトdodaによる「ボーナス平均支給額調査(2023年版)」(調査期間:2023年8月23日~9月1日、調査対象:20~59歳の男女1万5000件)では、ボーナスの平均支給額は年間107万1000円となっています。 夏季は50万8000円、冬季は50万7000円と季節による差はさほどありません。しかし、男性平均121万9000円、女性平均77万9000円と性別による差が大きいのが特徴です。 また、年代によってもボーナス支給額が異なります。それぞれの年間ボーナス支給額は、20代で70万9000円、30代で99万3000円、40代で112万円、50代で129万5000円と、年齢が高くなるほどボーナス支給額も高額になっています。
ボーナスがないケースも
企業によっては、ボーナスの支給がないケースもあります。特に、規模の小さい企業や年俸制を導入している企業、労働組合がない企業などでは、ボーナス制度が導入されていないことが多いようです。 ボーナスは法的に義務付けられているわけではないため、支給しないからといって違法ではありません。 また、ボーナスがないことはデメリットに思えますが、ボーナス制度を導入していない企業では月々の給与が高く設定されていることが多いのが特徴です。特に、年俸制を導入している企業の場合には、1年間の給与総額が決まっており、業績不振によって年収減少するリスクが少なく、安定した収入を得やすいといったメリットもあります。