辞意表明の川勝知事、“不適切”な発言遍歴……「顔のきれいな子は」、地域差別、コシヒカリ発言も 「反面教師」買って出た?
■県議会で初の「辞職勧告決議」可決も
同じ 2021 年の応援演説では「あちら(御殿場)はコシヒカリしかない! 飯だけ食って、それで農業だと思っている!」と声を張り上げました。県内の御殿場市を批判するような“コシヒカリ発言”です。 苦情の問い合わせが相次ぎ、県議会で初めて辞職勧告決議が可決された他、その後の対応が問題視され、知事に対して 50 年ぶりに不信任案が提出される事態になりました。 当時、川勝知事は「(これまで)間違いをすることはあったと思うが、今後間違いをして人様に迷惑をかければ辞職する」と明言していました。 その言葉通り、2日に突然、辞意を表明しました。知事の姿が見えなくなっても記者たちの追及は止まりません。「それは今回の発言を受けて?」「きちんと説明してください!」「県民に関わる話なんですよ!」という声が相次ぎました。
■県民、県議会議員の反応は
辞意が表明された後、静岡市内で県民に聞きました。「そうなんですか? 知らなかった」「びっくりしました」「本当にやめるんですかね? 撤回とかありそう」「前からそういう発言はずっとしていたので、またかというだけです」といった声が聞かれました。 県議会議員にも聞きました。 知事を支えてきた田口章議員 「これまでも知事に対して、発言には十分気をつけていただきたいと話をしてきたので、非常に残念な発言だった」 これまでの発言を問題視してきた増田享大議員 「とてもひどい発言。(辞意の表明は)事の重大さをご本人も感じていただけたのかなという思いはあります」
■新人職員への訓示で「反面教師に」
不適切発言のあった川勝知事。1 日の新人職員への訓示では、こう述べる場面もありました。 「感じ悪い人がいたら、こういうような上司にはならないということで。反面教師にしてください。言葉遣いは特に大切です」 (4月2日『news zero』より)