田中瞳アナウンサー、“ギャップ”に戸惑い悩んだ新人時代 『WBS』を通して意識に変化
◆ありのままを綴った初エッセイは「同世代の女性に共感していただけたらうれしい」
『WBS』『モヤモヤさまぁ~ず2』とテレビ東京を代表する番組に出演し、2023年に発表された「第20回 好きな女性アナウンサーランキング」ではTOP10にランクインするなど人気を集める田中瞳アナウンサー。先日結婚を発表するなど、公私とも充実中の彼女がフォト&エッセイ『瞳のまにまに』(講談社)を上梓。飾り気のない筆致で、等身大の思いを綴った本作への思い、6年目を迎えたアナウンサー生活など、今の率直な気持ちを聞いた。 【写真】田中瞳アナ、インタビュー撮り下ろしショットをチェック! 本書には、田中アナが5年間のアナウンサー生活で出会ったヒト、コト、モノにまつわる書き下ろしエッセイ20編近くのほか、さまぁ~ず・三村マサカズ、大竹一樹、狩野恵里アナウンサー、友人の白岩佑奈さんとのトークも収録。テレビやSNSだけでは伝わらない、ありのままの田中アナウンサーの姿を伝える。 初めての出版となる本作のオファーに「ちょっと不安もあった」という田中アナ。「自分について綴ることも、写真を撮られるということにも慣れていないので…。でもこういうお話ってたぶん人生に一回きりかもしれない」と思い切って挑戦した。ものを書くという作業について尋ねると、「中継原稿などは書くこともありますが、仕事のなかで随筆的な文章を書くことはまずありません。自分が得意か不得意かも分からないという状態でした。書き溜めていたものもないし、仕事の合間に一から書き進めた」そうで、「最初は苦しみました。途中から、テーマをかっちり決めて書き始めるというよりも、こういう思いについて書いてみようかなと中身から入って。そこから、じゃ、こういうテーマにしてみようという組み立て方になりました」と試行錯誤しながら筆を進めた。 出来上がってみると、アナウンサーという仕事に触れたものもあるが、働く28歳の女性の等身大の姿が映しだされた内容に。同世代の女性から反響を呼びそうに感じたことを伝えると、「本当ですか?」と笑顔。「あまり意識しては書いていないのですが、同世代の女性の方に読んでいただけたらとってもうれしいですね。自分のSNSのフォロワーの割合を見ると、明らかに女性が少なかったりして寂しいなと思っていたんです。働く女性に共感していただけて、それでフォロワーの割合も増えたらうれしいですね(笑)」。