逆転優勝狙った広島、最終節でG大阪に3失点敗戦…9季ぶりのJ1制覇ならず
明治安田J1リーグ最終節のガンバ大阪vsサンフレッチェ広島が8日にパナソニックスタジアム吹田で開催された。 【動画】G大阪の坂本が最終節で2発! 4位のG大阪と、首位のヴィッセル神戸と勝ち点1差で2位につける広島が対戦。逆転優勝の可能性を残す広島だが、先制したのはG大阪だった。13分、CKの流れからボックス左のウェルトンが折り返すと、正面で合わせた坂本一彩がダイレクトシュートを沈めて先制点を奪った。 ハーフタイムにかけては、自陣でのミスが目立ち始めたG大阪を突く形で広島が攻勢をかける。トルガイ・アルスランや佐々木翔がゴールに迫った広島は44分に決定機。右CKに合わせた佐々木がゴール左を捉えるヘディングシュートを放つが、GK一森純のファインセーブに阻まれ、同点弾を奪えないまま前半を終えた。 迎えた後半、リスクを冒して前に出ていく広島に対し、G大阪も縦に速い攻撃で応戦していく展開となる。すると70分、広島はボックス内でクロスを受けた加藤陸次樹が胸トラップから左足でハーフボレー。これがネットを揺らすも、わずかにオフサイドで同点弾とはならない。 すると、G大阪が大きな2点目を挙げる。81分、右サイドからのFKにゴールエリア左のダワンが頭で折り返すと、最後は正面の中谷進之介が詰めて2-0とする。さらに88分には正面でファン・アラーノが放ったシュートがDFにディフレクトすると、ゴール前にこぼれたボールを坂本が詰めて3-0とした。 その後、広島はアディショナルタイムにクロスに合わせた加藤が一矢報いるヘディング弾を挙げるも、1-3で敗戦。勝利で締めたG大阪が4位でシーズンフィニッシュした一方、敗れた広島は2015年以来9シーズンぶりの優勝とはならなかった。