子どものお年玉、貯める?使わせる? ママ367人に聞いた、お金の教育に繋がるベストな方法とは
銀行口座とお財布のハイブリッド型も
フリーコメントでは ・「おこづかい契約書で何割貯金・何割手元と決めています。おもちゃもゲームも自分で買います」 ・「お財布に全額入れると多すぎるから、45%は銀行(貯金)、45%はお財布(自由に使える)、10%は寄付です」 ・「1/3は自由に使ってOKで、残りは子ども名義の口座に貯金しています。親戚が多くて額が大きいので」 という「貯金とお小遣いのハイブリッド型」も多かったです。 寄付に関しては、寄付先を選ぶ時に様々な社会問題に触れることができますし、いい機会にされていて真似したいなと思いました。 「一部を投資信託にまわす」というハイブリッド型の方もいました!ミニ株を子ども名義で購入するのも経済の勉強に面白そうかも、と思います。
ちなみに、子ども1人に渡すお年玉の相場はいくらなのでしょうか? 株式会社インテージ 「お年玉」に関する調査によりますと(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000220.000036691.html) 小学生未満「~1,000円」(44.9%) 小学1-3年生「1,000円超~3,000円」(50.3%) 小学4-6年生「1,000円超~3,000円」(40.9%) 中学生「3,000円超~5,000円」(49.1%) 高校生「5,000円超~10,000円」(48.8%) 大学生・専門学校生・短大生「5,000円超~10,000円」(67.7%) という結果になったようです。 甥っ子姪っ子が多いと、なかなかの痛手だな…というのが正直な感想です。
また、お年玉を貰う子どものうち27.4%はキャッシュレス決済でもらいたいそうです!キャッシュレス決済が子どもたちの中でも浸透しているんですね。
高校では「お金の教育」も2022年よりスタート
2022年4月からの成年年齢引下げにより、18歳から、クレジットカードを作るなど金融に関する様々な契約を自ら行えるようになり、金融経済教育の重要性はますます高まっています。また、2022年4月からの高校学習指導要領改訂では、金融経済教育の内容が拡充されました。 金融庁:高校向け 金融経済教育指導教材の公表について ーーーーーーーーーー 高校では、家計管理・ライフプランニング・お金の使い方(本当に必要なものと欲しいものの区別など)・備える(保険)・貯める増やす(株式や投資信託)・借りる・金融トラブルなどを学ぶそう。自立して生活する上で、確かに重要なことですよね! 金融庁のページでは、参考教材を見ることもできます。 https://www.fsa.go.jp/news/r3/sonota/20220317/20220317.html 家庭で実践できることばかりなので、お年玉を機にお金の使い方について子どもたちと話すことから始めたいなと思いました。 皆さんのご家庭では、どのようなルールでお年玉の管理をされていますでしょうか?ぜひコメントをお寄せくだい!
【Profile】えり先生(Instagram:@tokyo_montessori_at_home)
小5女子、小2男子の2児の母。大阪府立北野高校・神戸大学卒業後、2008年リクルート入社。当時まだ珍しかった育休後のフルタイム復帰、リモートワークのフィジビリにも参加。仕事と家事育児の両立の途を率先垂範する。2018年同社退社後、日本モンテッソーリ教育綜合研究所にてモンテッソーリ教師の資格を取得。2020年モンテッソーリ教具の定期レンタルおよびオンラインサポートサービス「ビブリオテーカ」を開業、累計100家庭以上にサービスを提供。小5の娘が都内で中学受験予定