羽田慎之介、齋藤響介、安田悠馬…来季大ブレーク期待の選手は【パ・リーグ編】
ソフトバンク・井上朋也 今季成績 15試合出場、打率.263、1本塁打、3打点、0盗塁 通算成績 15試合出場、打率.263、1本塁打、3打点、0盗塁 将来を嘱望された強打者が、高卒3年目の今季一軍デビュー。9月25日のロッテ戦(ZOZOマリン)で小島和哉からプロ初アーチを放ち、CSでもスタメン出場するなど存在感を示した。ソフトバンクは黄金時代を支えた柳田悠岐、今宮健太、中村晃に現在も依存しており、野手の若返りが急務となっている。三塁の定位置争いでライバルとなる栗原陵矢を超えられるか。同学年の山下舜平太(オリックス)、秋広優人(巨人)は今季ブレークした。井上も負けられない。
楽天・安田悠馬 今季成績 53試合出場、打率.218、3本塁打、7打点、0盗塁 通算成績 58試合出場、打率.217、4本塁打、8打点、0盗塁 身長185センチ、100キロを超える恵まれた体格から鋭いスイングで長打を放つ。球界で稀少価値の「強打の捕手」として期待されるが、実戦でその才能を発揮しているとは言い難い。スタメン出場は28試合にとどまり、打撃は確実性の課題を露呈。得点圏打率.121では中軸を務められない。選球眼は良くなっているだけに、甘い球をミスショットしないことがポイントになる。今オフは炭谷銀仁朗が退団し、西武に移籍。正捕手獲りの大きなチャンスを生かせるか。
西武・羽田慎之介 今季成績 一軍登板なし 通算成績 一軍登板なし 身長192センチの長身から最速155キロの直球は迫力十分。規格外のスケールでつけられた異名が「和製ランディ・ジョンソン」。高卒2年目の今季はイースタン・リーグで8試合登板し、1勝2敗、防御率2.15。左肩痛で後半戦は1試合のみの登板に終わったが、10月のフェニックス・リーグでは150キロを超える直球を常時計測して復調を印象付けた。マウンド上で豪快な投球を見せるが、おっとりした性格で独特のワードセンスを連発することから天然キャラとしても人気だ。規格外の左腕が一軍でベールを脱ぐ時が楽しみだ。