南城市のカフェ「浜辺の茶屋」 30周年記念で改装へ 思い出の写真と感想ノート350冊を公開
【南城】南城市玉城玉城のカフェ「浜辺の茶屋」は来年1月14日から約2カ月間、大規模改修のため閉まる。今月11日に迎えたオープン30周年を記念し、昔の店の写真を展示中。この30年間に客が書き残した感想ノート約350冊も自由に手に取れる。改修後も店のたたずまいやメニューは変わらない。 【写真】窓辺でほほ笑むオーナーの稲福信吉さん(右)、米子さん夫妻 オーナーの稲福信吉(のぶよし)さん(70)、米子さん(69)夫妻によると、30年前はカフェよりも「ゲーム喫茶」の時代。自然を感じながらコーヒーを楽しめるようにと始めた店はかなり異色だった。測量士であり土木設計士でもある信吉さんが地形を生かして建てたという。 台風で壁がなくなったこともあったが、柱は残り、その都度改修して営業を続けてきた。米子さんは「心が満たされるカフェと言っていただいて、ここまで来られました」と振り返った。 年中無休で営業時間は午前10時から午後6時。元日は午前6時から、1月2、3両日は午前8時から。問い合わせは098(948)2073。 (南部報道部・平島夏実) (写図説明)窓辺でほほ笑むオーナーの稲福信吉さん(右)、米子さん夫妻=14日、南城市玉城玉城の「浜辺の茶屋」