北新地の夜の蝶、コンテスト初出場でグランプリ 毎晩の外食、アルコール、夜型の生活でも美しさは作れる
「ホステスという仕事柄、お酒や夜型の生活とは切り離せないので、少しでも健康的になろうと思いトレーニングを始めました」 【写真】夜の美のプロ、健康美大会で魅せた妖艶なボディ
7/15(月・祝)、年齢別で健康美を競うボディコンテスト、ベストボディ・ジャパン2024静岡・浜松大会にてコンテスト初出場にしてレディースクラス(30~39歳)グランプリを射止めた新星、田中早苗(たなか・さなえ/30)さん。北新地のクラブに舞う夜の美のプロが行ったボディメイクに迫った。 「毎晩、お客様との食事がありますし、もちろんたくさんのお酒を飲みます。シャンパンなどカロリーの高いお酒もいただくので、元々は“同伴以外で食事はとらない”という方法で体型管理をしていました。コンテスト出場にあたっては健康的な肉感をつけるため、朝・昼も食事を取るようにしてトレーニングに励んだ結果、お尻も上がり全体的にメリハリが増したと感じます」 朝はプロテイン、フルーツ、バナナ。昼はローストビーフやサラダチキンなどの低脂質のたんぱく質。調理の手間が取れないため身近でまかなえるものを選んだという。平日は身支度を含めると17時半から始まり深夜2時までの営業、土日はエステティシャンとしての多忙な日々とトレーニングの両立のため、食事はいかに時短できるかを第一にしたという。 また、エステティックサロンでの経験から、どのような食事や生活が美しい身体を作りやすいか、という視点もボディメイクに活かした。 「生活上、冷えとむくみが避けられないので、いかにそれを克服するかが課題でした。トレーニングも硬く冷たい身体のままでは冷えが加速してしまうので、極力、水分はお白湯を飲み、毎日30分は傾斜をつけたトレッドミルで脂肪を落とし過ぎない程度に身体を温めました」
「自分に合った糖質量や腸内環境を整えることはとても大切です。糖質を適切にカットしつつ、たんぱく質を多めに摂ることを意識しました。私の場合、飲酒で胃腸が荒れやすくお腹に特に浮腫みが出るので、生活の改善とともにエステも併用して代謝を高めたり老廃物を流れやすくしたりなどもしました」 毎晩の外食、アルコール、夜型の生活というボディメイクには本来困難とされる条件でも美しさは作れる。その体現として実績を残した田中さんは、今日もさらに磨かれた美しさで多くの人々を魅了している。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代