【陸上】3000m障害・青木涼真「鬼の居ぬ間に」初優勝!2大会連続五輪へ大きく前進/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 【動画】青木涼真が初V!男子3000m障害ハイライトをチェック パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子3000m障害は青木涼真(Honda)が8分24秒21で初優勝を果たした。パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)には届いていないものの、ワールドランキング(Road to Paris)で出場資格を得られる位置にランクインしており、パリ五輪出場へ大きく前進。東京に続き、2大会連続の五輪、そして22年オレゴン、23年ブダペストと世界選手権2大会も含め4年連続の世界大会出場となりそうだ。 「調子が悪かった」という青木。積極的な走りを見せる柴田大地(中大)、新家裕太郎(愛三工業)の後ろを追いかける形に。「2人が引っ張ってくれたお陰」と青木。ラスト半周になったところでグッと前に出ると、持ち前のスプリント力を発揮して貫禄を示した。 この種目の第一人者・三浦龍司(SUBARU)は代表に早期内定したこともあり出場を見送った。「鬼の居ぬ間に」と自身で苦笑いしたが、調子が悪い中でも勝ちきる強さはさすが。「優勝できてほっとしています」と言い、パリ五輪では「決勝でしっかり走りたい」と力強く語った。
月陸編集部