決め手は“ウマ仲間”? 元ドジャースのビューラー投手がレッドソックスに勧誘中の大物FA選手とは
レッドソックスと契約した元ドジャースのウォーカー・ビューラー投手(30)が、FA市場に残る最大の大物アレックス・ブレグマン三塁手(30)を勧誘したと記者会見で明らかにした。複数の米国メディアが報じている。 「ボストンに来てもらえるよう、いろいろと話をしました。彼とは長い付き合いで、大学時代にチームUSA(米国代表)で一緒にプレーしたこともあります」と言う。ビューラーは2人が競走馬を通じてさらに絆を深めたとし、3歳の牡馬「March of Time(時の流れ)」を共同所有していると明かした。「私はこの馬に出資していて、追加で購入できる部分があったので彼に声をかけました。その馬はサンタアニタ競馬場で初めてのレースで勝利しました」と説明した。 レッドソックスとビューラーは先週、1年2105万ドル(約33億円)の契約を結び、さらに250万ドル(約3億9250万円)の出来高払いも含まれている。ビューラーの加入はレッドソックスが先発ローテーションを刷新する一環で、昨年12月11日には元ホワイトソックスのエース、ギャレット・クロシェットをトレードで獲得した。しかし、レッドソックスは依然として強打者を探している。 昨シーズン、アストロズで打率.260、26本塁打を記録したブレグマンは、左打者が多いレッドソックスのラインアップにとって貴重な右打者となる可能性がある。加えてブレグマンはフェンウェイパークと相性が良く、通算打率.375、出塁率.490、長打率.750を誇っている。ブレグマンは総額2億ドルの契約を求めており、現時点ではタイガース、ブルージェイズも獲得を目指している。ブレグマンは元々2012年のドラフトでレッドソックスに29巡目で指名された。しかし、ルイジアナ州立大への進学を選び、2015年にアストロズに全体2位で指名された。