「アンシェヌマン」が2024-25年秋冬から「ハー」に改名 オンオフ着られるブラウスが強み
総合アパレルメーカーのヒロタ子会社のアナディスは、セレクトショップ「アンシェヌマン(ENCHAINEMENT)」を2024-25年秋冬シーズンから「ハー(HER.)」に改名した。既存の公式ECサイトおよび大阪府・淀屋橋odona店、なんばパークス店、福岡・天神VIORO店、東京・新丸の内ビル「ル ジャルダン ウヴェール」店も合わせてリニューアルした。 【画像】「アンシェヌマン」が2024-25年秋冬から「ハー」に改名 オンオフ着られるブラウスが強み
「アンシェヌマン」は2001年にスタート。30代~40代の女性に向けてビンテージの要素を取り入れたクラシカルなアイテムを提案してきた。24年春夏シーズンからリブランディングに着手。「時代の変化に応じてコンセプトを再構築したリブランディング後の世界観をより明確に表現するため改名した」(同社)。
「ハー」では、より華やかさを加えオンでもオフでも着られるモダンなテイストにアップデートした。「アンシェヌマン」で培ってきた工場との関係値を基盤に、良質な生地を使ったデザイン性の高いアイテムを10万円以下の価格帯で提供する点も強みに打ち出す。
ブラウスをバリエーション豊かに企画
ブランドの顔として推すのは、バリエーション豊かに企画したブラウスだ。フロント全面にフリルをあしらったコットンローンブラウス(2万6400円)や、ハリ感のあるタイプライター生地のバルーンスリーブブラウス(2万8600円)、スリーブにチュール素材を重ねたブラウス(2万6400円)、シャトル織機を使用して織り上げたコットンオックス生地のピコット衿ブラウス(3万4100円)など、1枚で主役になるアイテムがそろう。セレクトブランドは全体の2割程度で、「イレーブ(YLEVE)」や「ティッカ(TICCA)」などを仕入れた。
ヒロタは20年にTSIからアナディスを買収している。