ユーロ圏PMIが1年ぶり高水準、ユーロが一時170円に上昇
(ブルームバーグ): ユーロ圏民間部門の経済活動は5月に1年ぶりの高水準に達した。域内の景気回復が本格化しつつあることが示された。
S&Pグローバルが23日に発表した5月のユーロ圏HCOB総合購買担当者指数(PMI)は52.3と、アナリスト予想を上回り、景気拡大を示唆する50を3カ月連続で上回った。
HCOB(ハンブルク商業銀行)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、「ユーロ圏経済は一段と力強さを増している。新規受注が健全に伸びており、企業の信頼感も着実な雇用ペースに反映されている」と述べた。
PMI発表後にユーロは上昇。一時、対円で170円をつけた。対ドルでは0.2%高の1.0845ドル。
原題:Euro-Zone Activity Hits One-Year High as Recovery Gathers Pace
(抜粋)
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Mark Schroers