「長くやっていればこういう試合もある」井上尚弥 ドヘニー腰負傷で7回TKO勝ち
◇世界スーパーバンタム級4団体統一世界王者防衛戦12回戦(3日、有明アリーナ) 4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥選手が3日、WBO世界スーパーバンタム級2位のTJ・ドヘニー選手との防衛戦に挑み、7回TKO勝ちしました。 【画像】まさかの決着を迎えたボクシング井上尚弥選手 第1ラウンドから井上選手がパンチをドヘニー選手のボディーに当てるなど終始攻撃の手を緩めません。第6ラウンド残り10秒でドへニー選手をコーナーへ追い詰め、連打を食らわす井上選手。第7ラウンド始まってすぐ、井上選手がパンチを浴びせるとドヘニー選手は腰をおさえ、そのままギブアップ。井上選手のTKO勝ちとなりました。 井上選手は試合後「内容結果としてみなさんの満足いくような試合結果ではないとは思いますが、長くやっていればこういう試合もあるのでつぎに期待して欲しい。まだまだ未完成。決して今日の試合内容は自分の出来の悪さじゃなく、ドへニーのキャリア、試合運びのうまさだったと思う」と厳しい表情を見せます。 この日はアメリカから興行大手トップランク社のボブ・アラムCEOが試合を見守りました。井上選手に対し「年内にもう一試合東京で試合して、次はラスベガスで大きなイベントをしたいと思っています」とリング上で宣言しました。