南国の雪景色!屋久島で約10㎝の積雪 奄美ではチョウが集団越冬 鹿児島
鹿児島放送
雪の登山道を登った先にあったのは、長年の風雪に耐えてきた屋久島の「縄文杉」です。19日に地元の登山ガイドが撮影しました。 21日は冬至、一年で最も昼の時間短い日です。標高1300m、縄文杉の周辺は、年の瀬のこの時期、例年雪が降り積もりますが、今年は例年に比べやや遅く、19日に約10㎝の積雪を確認したそうです。 一方、奄美の森ではチョウたちが集団で寒さをしのぎ、冬を越す様子が見られています。 木の枝にぶら下がっているのはリュウキュウアサギマダラです。羽を広げると大きさは8㎝ほどあり、茶色に水色のまだら模様が特徴のチョウの一種で、奄美大島から南の南西諸島やインド、台湾などに生息しています。寒い時期になると雑木林や沢に集まり、小枝やつるなどにぶら下がって、集団で冬を越す習性があります。 冷たい北風が森を吹き抜けるなか、木の枝にじっと止まり、風に揺られながら春の訪れを待つ姿が見られました。 集団越冬は来年2月ごろまでの見込みです。