“駐車禁止”の場所で車の乗り降りは可能?「駅のロータリー」で気をつけるべき交通ルールを専門家が解説!
◆歩行者側が気を付けるポイントは?
駅のロータリーの構造上、車がさほどスピードを出せないせいか、歩行者がロータリー内をかなり自由に移動する傾向があります。例えば、走行中に停まっているバスを追い越す際、車体の前後から急に人が飛び出す可能性を想定して運転しましょう。 また菰田さんは「(ロータリー内で)停車している状態から発進するとき、“前が詰まっているから”と急にバックをすると、すぐ後ろに車が停まっていたケースもあります。前進するにしてもバックするにしても、安全確認をしっかりおこないましょう」と注意を促します。 ロータリーは“人が来ない”と想定して車が走る危険な場所です。そのため、歩行者がロータリー内を歩くときは、自分の行動が事故を呼び込まないように気をつけなければいけません。 例えば、バス、タクシー、一般車の前と後ろの近くを歩くのは危険です。「“車が停止しているから”といって、そばを歩いてしまうと、急に車が動いた際に避けようがなくなります」と菰田さん。歩行者の急な飛び出しに車は対応できません。ショートカットのためにロータリーを横切ることも絶対にやめましょう。 夏休みシーズン中に、普段は使わない駅のロータリーに行くこともあるかもしれません。その際は、歩行者も運転者も細心の注意を払うようにしましょう。