角田裕毅「徹夜で修理してくれたメカニックに感謝」ハンガリーGP9位入賞はチームのおかげ…1ストップ戦略完遂で「恩を結果で返せて良かった」|F1
9位入賞をつかみ取ったビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が、第13戦ハンガリーGP決勝を振り返った。 【動画】ハンガリーGP終盤、まさかのチームオーダー発動…トップを走るノリスがフィニッシュ目前でピアストリとスイッチ 角田は予選Q3でクラッシュしたため、チームのクルーは徹夜でマシンの修復を進めた。決勝までに問題なく直したうえに、レースでは予選結果どおり10番グリッドからスタートできることに。 ミディアムを第1スティントに選んだ決勝では、序盤こそソフト勢に抜かれて2つポジションを落としたものの、そこから角田は粘りの走りを展開。早めのピットインを行ったライバル勢は軒並み後方でトレイン状態に巻き込まれ、レースペースが上がらないという状況になる。角田はミディアムで上位勢に匹敵するペースを見せ、30/70周目にようやくハードにつないだ。
他のドライバーが2度のピットインを行う中、角田はミディアム、ハードとつないで最後まで走り切るワンストップ作戦に出る。 4強8人が誰もリタイアしない状況下、日本人ドライバーは9番手を走行。アストンマーティン勢が決勝では追い上げてくる状況となり、ロングスティントの角田にとってはアストンマーティン勢の猛追を防ぎ切ったら入賞というレース展開になった。 結果的に角田は後方のフェルナンド・アロンソ、ランス・ストロールとの差を見ながら、70周のファイナルラップまできっちりペースコントロールし、最後までP9を死守した。
前レースのイギリスGPから2戦連続入賞となった角田は、レース後「まず、レースに間に合うように徹夜でクルマを修理してくれたメカニック、チームに心から感謝したい」と、支えてくれた仲間への感謝を口にしている。 「大きなクラッシュでしたし、そこからの修復は簡単ではありませんでした。実際に多くの点での変更がありましたから」 「でも、彼らが頑張って直してくれたおかげで、決勝ではポイントを獲得することができた。チーム全員でつかみ取った大きな成果だと思う。予選Q3のクラッシュから取り戻すことができて、とてもホッとしています」
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