東芝ブレイブルーパス東京、リーグワン優勝のシーズンを総括
「ターンオーバーの数が多くなったのが、ディフェンスの成長だと思う。ディフェンスコーチが新しくなり、ストラクチャー、個人のタックルスキルが上がったことで、ピンチになっても失トライが少なく、粘りがあった。ラインアウトスチールも2季連続トップで、モールから(直接そのまま押されて)1本も取られなかったようにモールディフェンスも良かった」。
また、シーズン後半からプレーオフにかけて、セットプレーも安定してきたことが大きく、特に決勝戦ではスクラム、ラインアウトともに成功率は90%に近かったという(一方の埼玉パナソニックワイルドナイツはともに70%代だった)。
決勝に出場した若手から中堅の選手も多く、コーチ陣も変わらず、SOモウンガ、FLフリゼルといった有力外国人は来季もチームでプレーする。来季、事業面、ラグビー面、強化面で進化を示しつつ、ブレイブルーパスは新たな牙を磨きつつ連覇にチャレンジする。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁