中国主席、新興・途上国支援を表明 G20首脳会議
Eduardo Baptista [リオデジャネイロ 18日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は18日、20カ国・地域(G20)首脳会議で行った演説で、「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国の支援に向けた一連の措置を発表した。 習主席は、中国は広域経済圏構想「一帯一路」を含む8つの行動を通して世界の発展を支援すると表明。「G20によるグローバルサウスのための実践的な協力を支持する」とし、ブラジルや南アフリカのほか、アフリカ連合(AU)と共に、科学技術革新をグローバルサウスに提供することを目的とした「オープンサイエンス国際協力イニシアチブ」を立ち上げると明らかにした。 その上で、中国の途上国からの輸入は2030年までに8兆ドルを超えると予想。「中国は常にグローバルサウスの一部で、信頼できる長期的なパートナーだ。世界的な発展を支援していく」と表明。「中国は単独のプレーヤーになることは求めていない。多くが栄える状態を望んでいる」と述べた。 G20首脳会議は18日、2日間の日程でブラジルのリオデジャネイロで開幕した。