マルチモーダルAIメガネ『Frame』詳細。39gにOLED画面とカメラ搭載、見たものを翻訳やナビなど。4月出荷で予約受付中
640 x 400解像度の範囲で画像も表示できますが、スマートフォンとの接続はBluetoothなので帯域は狭く、基本的には文字やアイコン、地図といった抽象度の高い情報か、静止画表示に向いています (データ量を減らせばアニメーションや映像も一応可能) カメラは左右レンズの中央のブリッジ部分に搭載しており、解像度は720p。キャプチャできる画像としては粗く、写真や動画撮影のための「カメラ付きメガネ」ではなく、基本的にはAIに渡して読ませたり認識させるためのカメラです。 (スマートフォンアプリからOpenAIのクラウドサービスに飛ばすこと、メガネ型にバッテリーも内蔵する関係から低消費電力の必要性、大きなレンズではなく目立たないピンホール型を採用することなどから、データ量の少ない低解像度画像が妥協点になったようです。) そのほかハードウェアはマイク、側面タップ入力等に利用するモーションセンサ(6DoF IMU)、ツルの先(メガネ用語のモダン)部分にバッテリーなど。
スピーカー非搭載、標準使用で約6時間駆動
やや意外なことにスピーカーは搭載せず、音を聴くにはイヤホン等を想定しています(あるいはスマホのスピーカーなど)。 オールインワンでディスプレイとカメラつきオーディオグラスにもなってくれれば理想ではありますが、現状で音を鳴らすだけのオーディオグラスでもメガネ型のわずかなスペースをフル活用としてなんとか音質やバッテリー駆動時間を確保していることを考えると、無理に半端なオープンイヤースピーカーも内蔵して重く不格好になり価格が上がるよりは、耳をふさいでノイキャン等もできる AirPods等、あるいはクリップ型のオープンイヤーイヤホンをお好みで選べるほうがむしろ現実的かもしれません。 デバイス単体では最小限のプロセッサしか載せておらず、AI機能はほぼすべてスマートフォンアプリ経由でクラウドに接続します。 バッテリー駆動時間は、一般的な使用の範囲で6~7時間。ディスプレイ輝度最大で常時表示、Bluetooth接続とカメラ等全ての機能をフルに使いつづけた場合で3時間程度。 充電にはブリッジ部分の下に接続する、付け鼻のような充電器「Mr. Power」を利用して満充電まで1時間以下。