汚職事件公判で無罪主張 イスラエル首相、初の証言台
【テルアビブAFP時事】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、収賄など3件の汚職事件に関する公判で初めて証言台に立ち、「汚職はない。ばかばかしい」と述べ無罪を主張した。 【ひと目でわかる】イスラエル 同国で現職首相が刑事裁判の被告となるのは初めて。 ネタニヤフ氏は、便宜供与の見返りに実業家らから高価な物品を受け取ったほか、イスラエルのメディアに対し、自身への好意的な報道と引き換えに優遇を図ったなどとされている。2020年に始まった公判は何度も延期されていた。 ネタニヤフ政権の閣僚らは9日、司法長官宛てに、シリア情勢などを踏まえ公判を延期するよう要望書を提出。しかし検察は、速やかに判決を出すことが公共の利益にかなうと主張。裁判所も要望には応じないとしている。