菊池涼介のビッグプレーに助けられた広島バッテリー。勝負どころでは投手に対しても厳しく攻めていくべきだ【伊原春樹の野球の真髄】
菊池の好守備で打者走者の菅野を一塁でアウトにした[写真=早浪章弘]
「さすが菊池涼介!」というビッグプレーだった。8月30日の巨人対広島戦(京セラドーム)の4回裏だ。この回、0対1と1点ビハインドの巨人は広島先発の大瀬良大地を攻め立て、二死満塁と同点、勝ち越しのチャンスを迎えた。打席には投手の菅野智之。背番号18は大瀬良が投じた150キロの外角低め直球をはじき返す。打球はワンバウンドして大瀬良の頭上へ。グラブを差し出した大瀬良だったが、グラブに打球を当てるも捕球できず。舞い上がった打球は方向が変わったが、一、二塁間後方に守っていた菊池が猛然とダッシュ。右手で捕球すると、すかさず一塁へ送球。間一髪で打者走者の菅野をアウトにした。 間に合わなければ確実に失点となる場面だったが、見事に防いだ。ありとあらゆることを想定している菊池だからこそ・・・
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週刊ベースボール