JPモルガン、24年の米利下げ幅予想を75bpに修正-従来125bp
(ブルームバーグ): 米銀JPモルガン・チェースのエコノミストらは、米連邦公開市場委員会(FOMC)による2024年の利下げ幅の予想を計75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に変更した。同行は従来、計125bpの利下げを予想していた。
米国担当チーフエコノミストのマイケル・フェローリ氏は、予想の変更について説明した15日付のリポートで、「成長に弱さが生じない限り、FOMCはゆっくりと進むアプローチを取るだろう。今年の利下げ幅に関する当行の現在の予想は75bpだ。初回利下げは6月に25bp、そこからさらに1会合おきに25bpずつ引き下げていくとみている」と記した。
来週のFOMC会合後に公表される金利予測分布図(ドット・プロット)については、「24年に関するドットの中央値が、昨年12月時点で示された3回の25bp引き下げから変わり、2回の25bp引き下げを示すようになる確率が五分五分を超える」と予想した。
さらに、「長期のドットの中央値が2.5%から2.625ないし2.75%に動く可能性も十分あると考えられる」と記した。
原題:JPMorgan Trims to 75bp Forecast for 2024 Fed Rate Reductions(抜粋)
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Liz Capo McCormick