俳優 内田有紀さん 「シワは、頑張って生きてきた証。50代も楽しみ!」「美的GRAND ベストビューティウーマン」に!
シワは、頑張って生きてきた証。50代も楽しみ!
2024年12月18日に行われた「2024 美的ベストコスメ大賞」の贈賞式で、読者が選ぶ「美的GRAND ベストビューティウーマン」に選ばれた俳優の内田有紀さん。その美しさに、贈賞式でも「ずっとキレイ!」「年をとることを忘れている…」と多くのコメントが集まりました。『美的GRAND』に毎年登場するたびに大きな反響を集め、同世代の多くの女性から支持される内田さんに、受賞後の思いを聞きました。 【写真】この記事で紹介した、ベストビューティウーマン授賞式での内田有紀さんの全身ショットはこちらからチェック 「今日は、ドレスが着たかったんです」 そう話す内田さんが選んだのは、デコルテの美しさが際立つ黒のチュールドレス。ステージに登場した瞬間、その輝く美しさに会場のあちこちからため息が聞こえてきました。 カメラマンのリクエストに答えて重いトロフィーを片手で持ち、自慢の力こぶをちゃめっ気たっぷりに見せたり、会場に語りかけたりしながらイベントを一緒に楽しんでくれる。その飾らない素敵さも、私たちが大好きな内田さんです。 「ナチュラルな美しさはもちろんのこと、私たちと同じように悩んだり、迷ったりしながら、『40代以降の美を右肩上がりに』を体現されていること、何より、気持ちの豊かさが美しさにつながり、年齢を重ねることの楽しさを教えてくれる姿がとても素敵で、読者からも大変支持されました」(『美的GRAND』天野扶美編集長) 「来年50代を迎えます」という内田さんの言葉に、会場からは驚きの声も。更年期の症状についても飾らず、正直に話す姿が多くの共感を集めています。 「本当はいつもクールにカッコよくいられるといいのですが、そんなことを言っていられないことだらけです。予期せぬ不調もいろいろと出てきていますが、あわてず、ゆっくりと素直に年を重ねていけたらいいですね。飾らない自分でいられた先に、その年齢なりの輝きがある気がしています」(内田さん)
『美的GRAND ベストビューティウーマン』受賞後インタビュー
── 今回『美的GRAND』冬号の表紙を飾っていただきました。「美的GRAND ベストビューティウーマン」の受賞も含め、どんな反響がありましたか? 実は今回、家族をはじめ、身近な人たちがいつになくざわざわしていまして(笑)。映画やドラマ、雑誌の表紙などの出演を喜んでくれるのですが、いつも以上に喜びが大きかったんです。特に「ベスト」という言葉に反応していて、「その年のいちばんって、すごいね。ありがたいね」と喜んでくれたことがとてもうれしかったです。 ── 改めて、受賞された今のお気持ちをお聞かせください。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こういう賞をいただけて、改めて、自分が目指してきたことや日々の過ごし方をはじめ、これまでたどってきた道を「まちがっていなかった」と実感することができましたし、自信にもなりました。これからもいろんなことに挑戦し、自分をブラッシュアップしていこうと思えた日でした。でもね、やりすぎず、〝ほどほど〟でいこうと思うんです。休むときは休んで、メリハリのある日々の過ごし方も探していけたらと思っています。 ── 最近ハマっていたり、お気に入りのセルフケアはありますか? 最近使い始めたのが「すりこぎ棒」。今の私に合っているケアなのですが、年齢とともに、ひざ上にお肉がのっかってくるのが気になってきまして、ひざからももにかけてすりこぎ棒で服の上からやわらかくマッサージしています。続けていると、すっきりしてきました。テレビを見ながらのすりこぎ棒マッサージなので気楽に楽しんでいます。 ── 今日は内田さんのデコルテもとっても美しくてクギヅケになりました。日々のお手入れはどんなふうにされていますか? デコルテのお手入れを始めたのはここ1年くらいです。乾燥が気になり始めたので、今は「デコルテまで顔!」と思いながら保湿しています。といっても、化粧水やクリームを顔につけるときに少し多めに取り、首や胸のあたりまでつける程度。それでもみずみずしさが戻ってきた実感があるので、続けていきたいですね。 年齢とともにお手入れをする場所は増えていくのだな、ということを身に沁みております(笑)。とはいえ、美容に関しては頑張るというよりは、顔のついでにクリームを塗るように、「ついで」とか「ながら」で無理なく、ちょっとずつを続けていけたらと思っています。 ── 年齢とともに、美容への考え方は変わりましたか? 顔にもデコルテにもシワはありますが、できて当然のものだから、隠すよりは潔く見せていこうと思うようになりました。「シワは、頑張って生きてきた証」だとポジティブにとらえて、できる範囲でお手入れをしたら、もう自信をもって出していこうと。隠しても、隠しきれませんし(笑)。 50歳を目前にして思うのは、これまでの人生を振り返らず、これからの1年1年をより大切に歩んでいこうということです。無理に若い頃に戻すのではなく、今の自分をしっかり生きて、自分と向き合いながらひとつひとつ年齢を重ねることで、年をとることは楽しいことだということが後輩世代にも伝わるといいなと思っています。 ── 2024年はどんな1年でしたか? 新しい出会いに加えて、再会する方々も多く、カッコつけず、素直に生きているといいことがあるなと感じた1年でした。同時に、大切な人たちと過ごせる時間は限られているということも実感しました。だからこそ、2025年はもっとアクティブに人の輪の中に入っていこうと思っています。 私自身をいちばん元気づけてくれるのは、やっぱり人の思いや言葉なんです。出会いから得られることはとても大きいですし、『美的GRAND』で素敵な方々の記事に背中を押してもらうことも多くて。人は人によって成長するもの。たくさんの方とお会いして、言葉を聞いて、学んでいきたい。そんな私の言葉が、また誰かの背中を少しでも押すことができたらうれしいですね。 ── 来年50代を迎えられます。50代にはどんなイメージがありますか? 経験値や考え方が表情に表れることを感じ、20代の頃から「早く40代になりたい」と思っていました。でもいざなってみると、50代、60代、70代と素敵すぎる先輩方がたくさんいらっしゃるんですね。私が大好きな大先輩の加賀まりこさんは80代。そう考えると、50代は大人の入り口にやっとおじゃまさせていただいたような感覚なんです。もちろん、更年期などを含め身体的な変化はありますが、素敵な先輩方を見ていると「年だから疲れた」なんて絶対言えません(笑)。 心が疲れたとき、どうすればまた立ち上がれるのか、気持ちよく過ごせるのかということをだんだんとわかってくることも、年齢を重ねることの醍醐味だと思います。 だからこそ、日々を丁寧に生きていけたら。ときには雑になったり、流してしまう日があっても、ちゃんと1日1日を丁寧に生きていきたいです。 今回いただいた賞は間違いなく、これからの日々に大きな励みになりました。これからも悩んだり、泣いたり、笑ったりしながらまた立ち上がる…ということの繰り返しだと思いますが、だからこそ、毎日は豊かになっていくと思うので、皆さんと手をつないだ気分で一緒にハッピーに歩んでいけたらと思っています。