「知っている人は上位1%...「20代・スキルなし」でも「夢を叶えた」意外過ぎる方法
老後2000万円問題が叫ばれて久しい。しかし、生活水準を落としたくないのであれば「2000万円でも足りない」。政府の経済的支援を当てにすることもできない。現代日本ではサラリーマンであっても資産を形成することが求められている。そんな人は会社を買おう。もしあなたが一般的なサラリーマンならば、既に会社を経営するノウハウを自然と身に着けているのだ。 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 本連載では、平凡なサラリーマンが会社を購入し成功した例を紹介しながら、具体的に「どうやって資本家として成功するのか」を『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』(三戸政和著)から一部抜粋して紹介する。 『いますぐサラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』連載第17回 『「決算書すらまともに読めない」...サラリーマンには「当たり前」のことができない中小企業の社長がヤバすぎる...! 』より続く
自分の国のお酒を分かっていなかった
法政大学を卒業し、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に勤めていた私は、2018年に会社を辞め、24歳で新潟県の佐渡島にある酒蔵を買収しました。いまは社長兼杜氏として酒造りに全力を捧げています。 私の人生が日本酒に向くことになったきっかけは、大学生のときに1年間スイスに留学した経験にあります。 ブレイクダンスが趣味だった私は、スイスでダンス仲間ができ、ダンス三昧の日々を送っていました。ダンサーはヨーロッパ各国から集まっていて、飲み会では毎回、お国自慢になりました。みんな自分の国が一番だと話し、なかでも盛り上がったのはお酒の自慢でした。 私はそれまで日本酒を美味しいと思ったことはありませんでした。日本にいた頃、安い居酒屋で商品名が「日本酒」とだけ書かれているような日本酒を飲んだことがありましたが、それは何かの罰ゲームの一環でした。 そのことを正直に話すと、なぜかすごく説教をされました。「お前は自分の国に誇りはないのか。外国に来るならまずは日本の国を勉強してから来い」と言われてしまったのです。それがすごく悔しくて、日本に戻ってから、日本の文化や歴史を勉強するようになりました。