メキシコ18州で森林火災延焼 全土で95件の火災が発生中
ノガレス、メキシコ、3月27日 (AP) ― メキシコでは乾燥した空気と強風にあおられて、国内32州のうち半数を超える18州で森林火災が延焼中で、これまでに数百ヘクタールが焼失した。 メキシコの森林の保護と修復を担当する政府機関によると、現在95件の森林火災が発生しており、その被害面積は3月26日の時点で3049ヘクタールに及ぶという。 最も被害が大きかった地域のひとつは、メキシコ湾沿岸のベラクルス州で、当局によると、7件の火災がテクスワカンの生態保護区などに影響を与えている。 同州中部の山岳地帯にあるノガレスでは、炎が広大な農地を焼き払い、家屋や家畜が焼失、数世帯が避難を余儀なくされた。 レスキュー隊員や消防隊員、兵士に加えて、ノガレスの住民らが懸命に火災の鎮圧に当たっている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)