フェラーリ プロサングエに乗って500kmの快適な長旅へ【前編】
その後、新緑が鮮やかなメタコセイヤ並木を潜り抜け初日の最終目的地である金沢方面へ。ここでもあることに気がつきました。「あれ、全然疲れてないぞ。むしろ、もっと走りたい。」と。 200km近く乗車し、スーパーカーであればギブアップをする頃でしたが、運転の楽しさを最大限引き出してくれる性能と快適な車内空間が疲労を一切感じさせず、「これは、長距離ドライブデートでも使えるぞ~。」と確信を得ました。
その理由としてはコックピットでの快適さはもちろんなのですが、彼女を座らせる助手席にもありました。185cmの僕が座っても足を伸ばせる、広々とした足元。シートはホールド感の強いバケットシートで、マッサージ機能付き。さらにはブルメスターのオーディオが最高の音楽を奏でてくれ、スーパーカーに乗っていることを忘れさせてくれました。
そして初日最後の区間は、高速道路。と、ここでいよいよ羊の皮を被っていたじゃじゃ馬が顔を出してきました。さすがは、V12のエンジンを搭載したクルマ。アクセルを踏み込むと体がシートに押し付けられる加速力と、高度な空力性能による安定した走り。「あ、やっぱりこの子スーパーカーだったんだね」と、改めて実感。巷では、「フェラーリがSUVを発表した」と言われていますが、乗って初めてわかりました。これは、SUVではなくスーパーカーだと。 高速を抜け、初日の最終目的地である金沢に到着。夜は、「金城楼」という歴史ある料亭で和のおもてなしを受け初日を終えました~。続きのDAY2は後編で!
文/加藤寛太(LEON)