シュールすぎ!? 牛がUFOに誘拐されている「未確認飛行ペンケース」 斬新な収納アイデアも話題
皆さんは、学生時代どのような筆箱を使っていましたか? 近年は、シンプルな筆箱だけでなく、さまざまなギミックが施されているなど、特徴的なデザインの商品が販売されています。 【写真】収納力も抜群! キャトられる牛の様子がシュールすぎる筆箱「未確認飛行ペンケース」 そんななか、サンスター文具株式会社から発売された、まるでUFOが牛を誘拐しているようなデザインの「未確認飛行ペンケース」が話題を呼んでいます。発売前となる10月に告知された公式X(旧:Twitter)の投稿には、現在1.5万件以上の“いいね”が集まるほど。 「未確認飛行ペンケース」とは、一体どのような商品なのか。サンスター文具株式会社に勤める同商品の開発者・大杉祐太さんに話を聞きました。 ――「未確認飛行ペンケース」はどのような商品? 【大杉さん】 UFOから光が出て、牛が連れ去られているシーンを再現したペンケースです。UFOの窓は開けることができ、そこに消しゴムやクリップなど細々した小物を入れることで整理ができます。見た目のかわいさだけでなく、実はとても実用的で便利なのが特徴です。 ――おすすめの使い方は? 【大杉さん】 ペンケースではありますが、筆記具以外にも、推しの人形(アクリルスタンドやぬいぐるみ)などを入れてみるのもおすすめです。推しが「連れ去る」もしくは「連れ去られる」という、不思議な世界観を楽しんでいただきたいです。 スマホの照明などで下からライトアップしていただくと、とてもシュールです! ボールチェーンなどのキーホルダーは、UFO側にマグネットを仕込むことで浮いているように吊るすこともできます。 ――開発の経緯は? 【大杉さん】 個人的にUFOや宇宙人のグッズが好きで集めており、「いつかUFOをモチーフにした文具を展開してみたい」と考えていました。いまは“推し活”ブームがきていることもあり、まずは、“推しグッズを入れるポーチとしても使えるペンケース”という形でアイデアを提案したところ、思いのほか好評だったことから開発に取りかかりました。 ――商品名はどのようにして決まった? 【大杉さん】 当初は、ダイレクトに「UFOペンケース」と名付けていたのですが、「UFO」に商標があって使えないことが判明。急きょ、スマホのメモに予備案として考えていた「未確認飛行ペンケース」という名前を挙げたところ、営業担当が良いと言ってくれて決まりました。 ――社内での反応は? 【大杉さん】 見事に真っ二つに意見が分かれた印象です。賛成も多かったですが、そもそもUFOの予備知識がない社員はまったくピンと来ていないようでした。それでも、試作サンプルを机に置いていたところ、通りかかる社員がみんな口々に「かわいい~!」と言ってくれて、好反応でした。 ――世間からの反響は? 【大杉さん】 UFOブームや超常現象番組などが放送されていた時代はずいぶん前だったこともあり、「いまの若い世代は知らないのでは?」と不安視していました。ですが、最近もアニメやゲームにUFOモチーフが出てくることがあるためか、案外普遍的に人気なモチーフなのだと気づかされました。この勢いで、今度は実際に購入して使っていただくなかで盛り上がりを見せてくれたらうれしいです。 ――現在どのくらい売れている? 【大杉さん】 発売前からSNSなどを中心に大変話題で、当初予定していた約3倍の受注が来ています。予想以上の反響だったので、生産キャパの都合上対応できていない状況です。さらに、先日から店頭にも並びはじめたことで、さっそく購入してSNSに写真を投稿してくださっている方もいます。 ☆☆☆☆☆ 意外にも、サンスター文具がUFOをモチーフにした商品を販売するのは今回が初めてなのだそう。大杉さんは、「かつてのUFOブームを知らない若い世代にも、UFOに愛着を持っていただけたらうれしい」と思いを語りました。 ※ラジオ関西『Clip』2024年12月5日放送回より
ラジオ関西