「タンス預金」はどんなときにバレますか? 「110万円」を超えているため不安です…。
タンス預金はバレることもある! 3つの加算税とは?
税務署は、贈与者の銀行口座を過去にさかのぼって調査することが可能で、大金が絡んでいれば、その出入金をチェックすることは容易です。仮に目を付けられて税務調査が入れば、自宅内にあるタンス預金も明らかにされるでしょう。 万が一、申告が必要な財産を自宅に保管していることが発覚すれば、本来納めるべき金額に加えて延滞税や3つの加算税が課されることになります。3つの加算税とは、申告を怠った場合の「無申告加算税」、納付すべき税額を少なく申告した場合の「過少申告加算税」、意図的な隠蔽(いんぺい)や脱税をした場合の「重加算税」です。多額で悪質と判断された場合、懲役または罰金に処されることもあるので、注意が必要です。
タンス預金はほどほどにしよう
いざというときのために数十万円程度ならタンス預金しておいてもよいかもしれませんが、金額が大きくなる場合は別の管理方法を考えたほうが安心です。 納税の心配はもちろんですが、空き巣など防犯上のリスクや火事・地震といった天災もいつ起こるか分かりません。必要な納税はきちんと済ませ、余分な現金は保管しないようにしましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.4405 贈与税がかからない場合 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)No.9205 延滞税について 財務省 身近な税 Q&A ~身近な税について調べる~ 財務省 加算税の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー 監修:高橋庸夫 ファイナンシャル・プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部