上場企業子会社初のIEO、「ブリリアンクリプトトークン」約15億円調達へ
コインチェックは5月20日、同社IEOプラットフォーム「Coincheck IEO」において、5月27日より、コロプラの100%子会社であるBrilliantcryptoが発行する暗号資産「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)」の購入申し込み受付を開始すると発表した。 ブリリアンクリプトトークン(BRIL)は、コロプラ創業者の馬場功淳氏が「持続可能なPlay to Earn」を掲げてリリースするブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」内で使用できるトークン。なお、Brilliantcryptoは、6月17日にゲームリリースが決定した。現在、世界トップクラスのサッカークラブのひとつ「パリ・サン=ジェルマン」とグローバルパートナーシップ契約を締結して、世界各地、特にブロックチェーンゲームが盛んな東南アジアや南米での認知拡大にも取り組んでいる。 関連記事:「持続可能なPlay to Earn」とは? ビットコインから着想を得たブロックチェーンゲームに込めた思いを聞く:コロプラ創業者・馬場氏独占インタビュー IEO(Initial Exchange Offering)は、暗号資産(仮想通貨)を使った資金調達手法で、企業、プロジェクトなどの発行体が新たに発行する暗号資産を日本国内の法規制に則って、暗号資産取引所が主体となって審査。事業の継続性、運営の安全性などを確認したうえで、その販売・流通を支援する。 すでに国内では数件のIEOが実施されているが、上場企業子会社のIEOは初めて。コインチェックはリリースで「高い水準の会計監査や内部統制構築が求められる上場企業グループにとって、これまで暗号資産を用いた事業を展開することは非常に難度の高いものでした。IEOに取り組むには、発行者と暗号資産交換業者の双方に、法規制や会計基準への理解とブロックチェーン技術や暗号資産への見識を有することが求められます」としている。 購入申し込みは5月27日正午から6月10日正午まで。抽選のうえ、当選者には12日までに順次受け渡しが行われ、17日に取引開始の予定。 ブリリアントトークン(BRIL)の販売概要は以下のとおり。・総発行枚数:1,000,000,000(10億)枚・販売総数:70,000,000(7000万)枚(総発行枚数の7%)・販売価格:21.6円/BRIL・1口の枚数:250BRIL・販売口数:280,000口 |文:CoinDesk JAPAN編集部|画像:リリースより
CoinDesk Japan 編集部